堺北民主商工会

堺北民商ホームページはこちら

格差社会も貧困もお見通し、解決の方法もお見通し

2007年08月22日 12時44分44秒 | 世間の話
今日は、今の日本の現状をピッタリと言い当てた言葉が100年前に書かれた論文の中にあったので紹介しましょう。

「人々があらゆる道徳的、宗教的、政治的、社会的なから文句や、声明や約束の影に、あれこれの階級の利害を見つけだす事を学び取らないうちは、彼らはいつも政治における欺瞞や自己欺瞞の愚かな犠牲者となってきたし、これからもそうなるであろう。どんなに野蛮で腐朽しているように見えても、いろいろの支配階級の力によって維持されているのだという事を、改良や改善の賛成者達が理解しないうちは、常に古いものの擁護者たちによって愚弄される事になるであろう」

どこから引いたかと言いますと「マルクス主義の三つの源泉と三つの構成部分」(レーニン著)という文章からの引用です。

「改革なくして成長なし」とか「美しい国」とか「抵抗勢力」とか「自民党+公明党」とか「二大政党制」とか「国際貢献」とか上記の文章に照らして考えれてみれば思い当たる事ありますよね?

レーニンはこの論文の中で、マルクスの思想がいきなり降って湧いた物では無く、人間社会の課程の中で、発展的に生まれたものである事を解説しています。
その思想の構成要素は3つ
①弁証法的唯物論(ドイツ哲学より)
②経済学(イギリス経済学より)
③社会主義への階級闘争(フランス社会主義より)
長くなるので、個別の解説は省きますが、これらを組み合わせた世界観が日本共産党の言う「科学的社会主義」です。
そしてこの立場で、社会を分析したレーニンの先の文章・・。
言うなれば今の日本の格差社会や政治の矛盾を生み出す原因は、突き詰めてゆくと全部マルクスという偉大な思想家の手のひらの上だという事なのです。

その科学の目を「今の日本」に向けて考えて見れば、きっと次のようになります。
「一度一度の選挙結果で振り回されるのではなく、こういった大きな視点こそが大切だし、人間の歴史の中での価値ある行為とは何か?本当の多数者の幸せを得る為には何をすれば良いのか?を問い続ける事が重要だ」

レーニンはこうも書いています。
「資本主義は全世界で勝利した。しかしこの勝利は、資本に対する労働の勝利の戸口にすぎない」(レーニン)
(何故ならば)
「貧困、抑圧、隷属、搾取はますます増大してゆくが、しかしまた、絶えず膨張しながら資本主義的生産過程そのものの機構によって訓練され結合される労働者階級の反抗もまた増大してゆく」(マルクス)
のだから・・

事務局:つ