EUにサハラ砂漠で太陽光発電を行う構想が浮上しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000015-nna-int
以下記事より抜粋。
欧州連合(EU)でサハラ砂漠から電力を調達する構想が浮上している。23日付ガーディアンが欧州委員会のエネルギー研究所の話として伝えた。
総工費450億ユーロ(7兆6,200億円)の「欧州スーパーグリッド(送電網)」計画の中核をなすもの。日差しが強力な北アフリカに太陽光発電(PV)パネルを設置した場合、欧州北部の最大3倍に及ぶ電力を得られる。各ソーラーファームの発電容量は5万~20万キロワットを想定している。
「欧州スーパーグリッド」は英国やオランダの風力発電のほか、アイスランドとイタリアの地熱発電といった再生可能エネルギーを欧州全体で共有する壮大なプロジェクト。北アフリカとは、従来の交流方式より長距離送電中の電力ロスが少ない高電圧直流送電線で結ぶことになる。
計画はまだ初期段階だが、既にブラウン英首相やサルコジ仏大統領が支持を表明している。欧州全土に送電網を張り巡らせるには、2050年までに年間最大10億ユーロの費用が掛かる見通しだ。
(NNA)
既にブラウン英首相やサルコジ仏大統領が支持を表明している点も重要です。
技術的な問題
EUと北アフリカ、関連各国の協調
北アフリカの政治情勢
色々と段階を踏む話ですが、環境問題のみならず、貧困続くアフリカへの支援等に繋がる壮大な構想だと思いました。
費用についてはアメリカがイラク戦争やアフガン戦争に300兆円つぎ込める事を考えれば、遥かに有用であり小額な話だと思います。
安全面も地震が続発する宿命の国に、原発を連発で作る事を考えれば遥かにリスクは少ないかと・・。
いずれにしてもヨーロッパの地球環境を巡る取り組みには今後も注目したいものです。
事務局:つ