堺北民主商工会

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青色申告にしませんかの強要?

2007年08月08日 13時18分42秒 | 税金の話
今日はある会員さんの入会のきっかけを紹介しましょう。
それは税務署員の行った「青色申告の押し付け?」が原因なのです。

Mさんは民商入会前も10年以上商売をされており、その時は自分で税務署に申告に行き、白色申告をされていました。
複雑な青色申告は自分に適さないと思い、白色を選択されていたのでした。

しかし、ある年の事、Mさんのお店に突然税務署員がやってきたのです!
当然Mさんはビックリ。丁寧な物腰でしたが、もうすごいプレッシャーだったそうです。
署員の話は「青色申告についての説明とアンケートを書いて欲しい」という事でした。
Mさんはアンケートを書いたのですが、内容を振り返りこう言います。
「もう誘導尋問みたいなアンケートの文面やったで~、一問目が“何故青色申告にしないのですか?”みたいな質問やったもん!あれを署員が来て書かされたら、そりゃ重圧やで~」

元々青色申告をしたくないMさんは直後に民商に相談入会され、青色申告をする事無く、白色で今も申告を続けておられます。
「そりゃ民商に入会して心強かったで~ホンマ良かったわ」
と言いながら。

白色、青色、法人は一概にどれが良いとは言えず、各納税者の状況に応じて適した物を本人が選択すればよいと思います。
それを署員が訪問して回り、プレッシャーを掛けるというのは、いかに署員にそのつもりが無いとは言え、どうかと思うのです。
いやしくも国家権力なのですから・・。

また蛇足ですが、もし権力を使うのならば、零細業者に向ける税務行政では無く、巨額の利益を上げる大企業や脱税を行っている人々に向けて欲しいと切に思うのです。

事務局:つ