堺北民主商工会

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事業とは何か?

2010年01月27日 11時44分51秒 | 経営対策部
何か少しでも不況に悩む会員さんの商売のヒントにならないか?と思いアメリカの経営学者・ドラッカーの代表著作である「マネジメント」を読んでみました。
30年以上前の本ですが今も読まれるアメリカで経営の神様と言われる人の本だけあって普遍的な原則が書かれています。その中に「事業とは何か?」という章がありましたので要約して紹介します。

皆さんの事業とは何でしょうか?八百屋さんは野菜を売る、運送業の人は物を運ぶ、タイル工事の人はタイルを貼る…当たり前の事です。しかしそれは何をやっているのか?という話でしかありません。著者はこの問いに「事業は顧客から出発する」と答えます。「顧客の価値、欲求、期待、現実、状況、行動からスタートしなければならない」と。

よって事業とは自分にとっての顧客が誰なのかを明らかにする事が大切です。親会社なのか、ある業界の人々なのか、または一般市民なのか?一般市民でも範囲は?大阪府?堺市?インターネットの向こうに居る人?これをハッキリさせなければなりません。そして次に考える事は「顧客が何を買うか?」です。

ドラッカーはこれらを‘常に’問う事を経営者に求めます。何故ならば、今うまくいっている事業、売れている商品も10年も経てば確実に事情が変化するからです。
変化しない社会や事業は絶対にありえません。その時、その場の顧客のニーズを調べ、理解し提供する努力こそが大切だという事なのでしょう。 

事務局 つ

新春の集いを開催しました

2010年01月18日 16時08分13秒 | 経営対策部
1月10日(日)ホテルリバティにて毎年恒例の堺北民商新春の集いを開催しました。
約50名の会員さんと日本共産党からせりう府議、石谷市議、石本市議が参加され、バイキング形式のパーティを楽しみました。

民商は日頃から様々な取り組みを行う努力をしていますが、堺北民商の全支部で集まるのは総会とこの新春の集いが最も大きなものとなります。
久しぶりに顔を合わせる人も多く、カラオケやビンゴゲームなど定番の催しで大いに盛り上がりました。またビンゴゲームの司会は直前の依頼にも関わらず陵西支部のKさんが明朗軽快に仕切って下さり皆がゲームを楽しむ事が出来ました。

事務局つ

新手の悪質リース商法

2010年01月12日 14時25分43秒 | 世間の話
1月10日付の毎日新聞に新手の悪質リース商法が載っていましたので紹介します。
以下毎日新聞より
<悪質商法>HP作成ソフトリースで法外な料金 被害が多発

「ホームページ(HP)を作れば売り上げが上がる」。HP作成会社がこんな触れ込みで、中小事業者とHP作成ソフトウエアのリース契約を結び、法外な料金を取る悪質商法が横行している。京都では訴訟に発展し、作成会社が全額返還に応じたケースも。電話機リース商法が下火になったのに伴い相談件数が増加しており、被害対策に取り組む弁護士らは「電話機からHPに狙いを変えてきたのでは」と警戒している。

京都府宇治市の飲食店主の場合、05年10月、作成会社販売代理店の営業マンから「すべてサポートします。1年もすれば確実に売り上げが伸びます」と持ち掛けられ、5年間で約120万円(月額2万円)のHP作成ソフトのリース契約を結んだ。

しかし、HPの出来が悪くサポートも不十分だったとして08年4月、作成会社に返金を求めて京都地裁に提訴した。店主側は「同種ソフトは通常数万円で市販され、暴利だ」と主張。作成会社側は当初「技術講習も含めた総合的サービスだ」と反論したが、09年7月和解に応じ、店主側から受け取っていた42万円全額を返還したという。
引用終わり

記事にもありますが、以前から電話機の高額リースの相談は民商にも稀にあります。費用対効果を冷静に考えて、安易に営業の口車に乗らない事が大切です。ご注意を。 

事務局つ



トライ!

2010年01月06日 12時37分19秒 | 世間の話
皆さん、新年明けましておめでとうございます。
2010年がスタートし、堺北民商も昨日より通常業務をスタートしました。

現在は年末調整の〆切が近い事もあってか、会員さんが多く事務所に来られています。

さて、今年は寅年という事で、虎にまつわることわざを思い出してみました。
一番に浮かんだのが「前門の虎、後門の狼」です。

何故、これが浮かんだかというと、鳩山内閣が打ち出す政策の数々が虎や狼に遠慮して、身動きがつかなくなってきていると思ったからです。

税制や労働問題、普天間基地問題、政治と金の問題などなど、時にはアメリカ、時には財界、党内にも虎や狼が居そうです。
進退窮まって、国民に背を向けて「虎の威を借る狐」に成らなければ良いのですがと、余計な心配をしてしまいます。

特に心配な点は税制です。
民主党の組んだ予算は40兆円もの借金と8兆円もの埋蔵金を当て込んだ予算であり、来年以降の財源は示されていません。
その一方で200兆円もの内部留保を増やした大企業への優遇税制は今も継続中であり、ここには踏み込まずに、扶養控除の廃止や果ては消費税の増税を「虎視眈々」と狙っているのです。

「虎口に入らずんば虎子を得ず」と言う言葉もありますが、大企業に物が言えない民主党の様子を見ていると逆にこの政党の掲げたマニフェストが「張子の虎」であった事が露呈しつつあります。

私達中小業者は長引く不況の中で僅かながらの「虎の子」の貯えを切り崩し今を生きています。
もし、消費税が増税されたら多くの中小業者が廃業に追い込まれ、日本経済は更に取り返しのつかない闇へ堕ちてゆく事でしょう。
この「虎口を脱する」為にも私達自身が虎となり国や自治体へ声を上げるべきです。そして民商の仲間を増やし、更に仲間で団結する事が出来れば「虎に翼」なのではないでしょうか?

事務局つ