堺北民主商工会

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3月末〆の法人決算

2007年05月31日 12時41分32秒 | 税金の話
本日5月31日は3月末〆の法人決算の提出〆切りです。
世間的に3月末〆の会社は多く、堺北民商の会員さんにも親会社に合わせているなどの理由から、今月は決算の相談が数多くありました。

最近では自分のパソコンに会計ソフトを使用して複式簿記を仕上げるのが当たり前ですが、経験年数などにより、習得度の差は絶対にあります。
20年以上法人をしている人、ついこの間法人にして入会した人、差があって当たり前です。
ですが、民商で自主計算の勉強を続けて、それぞれが自分のペースでレベルアップされています。

これからも、一人一人の実情に合った記帳を堺北民商では取り組んでいきたいと思います。
近日、一年ぶりとなるパソコン簿記教室を計画しますので、皆さんお楽しみに~。

そして、税理士などにかかっていて、決算内容にイマイチ納得がいかない人は、一度民商に来られてみてはどうでしょうか?上記のように、自分で決算に取り組めるので、必ず納得のいく決算書が出来上がります。
パソコンソフトのお陰で簿記の敷居は無いも同じです。

事務局:つ

おにぎりの差し入れ

2007年05月29日 12時45分52秒 | 活動紹介
昨日、ある会員さんが事務所に来られた際におにぎりを差し入れして下さりました。
その時は昼食後という事もあり食べなかったのですが、夜になり少し小腹がすいた時にいただきました。
おこわのおにぎりで、ごま塩の薄味が非常にあっており、とても美味しくいただきました。
お陰で夜残っての仕事もはかどりました。
腹が減っては・・。
ありがとうMさん。


事務局:つ

「生」の医療

2007年05月25日 10時40分27秒 | 世間の話
 今、日本の医療は大変な状況になっている。本格的な高齢化社会を迎える日本にとって老人医療は差し迫った重要課題の1つである。
 岩手県遠野市は人口3万人の自然豊かな田舎町。この地に守口 尚(37歳)と言う人物が居る。彼は東京の救命救急病院の脳外科医として働いていたが、「命のあり方」「患者と医者はどう向き合うべきか」を自分自身に問いかけ、遥々、遠野市の診療所にやって来た。勿論、この診療所には東京(病院)での最先端医療機器などある筈もないのは承知の上で。
 しかし、彼は患者の日々(の生活)を見つめる医療……つまり、可能な限り、患者と接し、患者と気持ちを分かち合い、患者の命を見守るのが本来の医療ではないか、と昼夜を分かたず奮闘している。
 ある在宅患者に彼は何時ものように「じっちゃん、元気にしてるか。また来たよ」と優しく穏やかな口調で語り掛ける。じっちゃんも彼を我が孫に接するかのように虚ろに頷く。
 ある時、じっちゃんが元気だった昔、毎日通っていた牧場を訪ねてみたいと彼(医者)の耳元で呟く。大概の医者なら「ウンウン」と頷いて「また、来るからね」で終わるのだが、守口 尚の受け止めは違っている。「わかった。じっちゃん、僕と一緒にその牧場に行こう」という受け答えが極、自然に口から出てくる。そして、家族総出でじっちゃんを車イスに乗せ、ワゴン車で出発。山の中腹に広がった牧場を見たじっちゃんの至福の喜びに満ちた顔は何物にも例えようが無く、素晴らしい。
 彼もこんなじっちゃんを見て、心穏やかな安堵の気分になる。
 そして、数ヵ月後、じっちゃんは家族と彼に見守られながら、静かに息を引き取った。
 守口 尚は言う。……「今までに何人もの患者を看取ってきましたが、私は亡くなられた方々や家族の人達に言うんです。…じっちゃんは何時何分に亡くなられました。ではなく、何時何分まで生きられたよ!」と。
 「医療は暮らしの中にある」は堀川病院(京都)の早川一光(医師・83歳)がモットーにしている言葉であるが、守口 尚は今、「生」を見つめる医療を続けている。
 しかし、そんな彼の思いとは裏腹に命の尊さが叫ばれる中で、医療制度の改悪が安倍内閣(自民党・公明党)によって続けられている!

住民税(市民税・府民税)倍増の通知書

2007年05月24日 14時19分46秒 | 堺の話
堺市役所に問い合わせたところ、新年度の住民税の通知書を6月4日に発送する事がわかりました。
以前にこのブログでも書いた税額倍増の通知書がいよいよ届くという事です。
ご存知の方もご存知でない方もその金額を見てビックリされる事でしょう。
http://blog.goo.ne.jp/sakaikitaminsyo/e/64478de04bd52a6ad3313c42adee1261
http://blog.goo.ne.jp/sakaikitaminsyo/e/b3d35114a5bb36fadd13c4a6ddecd175
(↑詳しく知りたい方は過去の記事ですが、こちらをどうぞ)
この地方税負担増についての説明会を民商にて開催しますので、ぜひご参加下さい。

日時:6月6日(水)14時~、もしくは19時半~
(昼の部、夜の部内容は同じです)
場所:堺北民商事務所

「ナントカ還元水」の話などに代表される自分には甘い自民党や公明党の政治家達が決めた事が、私達一般庶民の生活を圧迫し続ける。そんな悪政の転換が一刻も早く求められると思います。

事務局:つ

規制改革会議の提言

2007年05月23日 13時46分47秒 | 世間の話
規制改革会議の提言なるものが出ました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070520-00000007-mai-soci

ワーキングプアや格差社会の矛盾を和らげる道へ繋がる「最低賃金の引き上げ」は否定。
この事だけを見ても現在の日本社会の状況を全く解っていないと言わざるをえないのですが、この提言の中に民商の会員さんにも重大な影響を及ぼす要素が含まれていました。
それは、「労働者派遣事業を建設業界にも認めるという規制緩和」です。

世の中には規制緩和=いい事と中味をよく考えずに鵜呑みにする人がいるのですが、こんな事を認めたらどんな事になるかは目に見えています。

そうです!建設請負単価の更なる切り下げ&叩きあいに歯止めが掛からなくなるのです。
結果、建設職人さんや中小零細業者が廃業に追い込まれるでしょう。当然その後の生活の保障はありません。

「サラリーマンの俺には関係ないよ、家が安くなるならいいじゃないか、規制緩和大歓迎だね!」っていう人にも考えて欲しいのですが、派遣を建設業に認める事に関しては、消費者の側から見ても大きな不利益があります。
それは何かといいますと・・・
「あなた本当に派遣やバイトの建てた家に住みたいの?」
って事です。
一生の中でも重大なマイホームの購入です。耐震偽装問題にあったように、何かあってからでは取り返しがつきません。
そういった事に想像力を持たないで、もしくは無関心では、いつまでたっても庶民が泣く社会が続くことでしょう。
どうせ大手派遣会社や財界の要望を深く深く汲んでの提言なので、現場や庶民の視線は反映されていないこの会議。
「おかしいだろ!?」
たとえ小さくても矛盾を感じた人が声を上げていかなければ、死ぬまで政治に泣かされ続けるのではないでしょうか?

事務局:つ




憲法を守るのは誰か?

2007年05月22日 13時02分41秒 | 平和運動
日本国憲法について根本的な所で誤解をされている人が多いのでその点について今日は書きたいと思います。
それは・・
「日本国憲法を守る義務があるのは誰か?」という話です。
実は日本国憲法を守る義務があるのは僕達一般市民ではありません。
では誰なのか?それは憲法99条に明確に書かれています。

〔憲法尊重擁護の義務〕
第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

・・・。
つまり国家がこの憲法を守る立場にあるという事です。
安倍首相は自ら憲法を変えると叫んでいますが、自らを縛る憲法を変えて何をしたいのでしょう?

また世の中の暗い事件や子ども達の教育の問題も、今の憲法をちゃんと国が守っていないからでは無いでしょうか?

何でも憲法のせいにする権力者達、そのあまりにご都合主義の言葉にどうぞ皆さん踊らされないように。
そして、99条で述べられている事を伏せたまま、憲法改正を語る識者なる人間達にも要注意だと言わざるをえません。

事務局:つ

液晶のシャープ堺へ来る

2007年05月21日 13時09分20秒 | 堺の話
シャープの世界最大級の液晶工場が堺市に誘致される事になりました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070520-00000013-san-bus_all
その事自体は法律が許せばどこに工場を作ろうがシャープの自由なので構わないのですが、堺市民にとって大きな問題があります。
実は堺市及び大阪府がシャープの工場を呼び込むにあたって・・・
大阪府・・150億円、堺市200億円
の資金をシャープに融通しているのです!

現在、堺市の財政は無駄な公共工事の連発によって火の車です。国民健康保険も政令市の中で日本一の高さです。
まあそれはおいて置いて・・・シャープに200億円くれてやるこの気前の良さ!

派遣社員や請負契約全盛の昨今の情勢。シャープの工場が堺に出来ても、堺市の雇用改善には殆ど寄与しないでしょう。

その昔40年以上前の事、新日鉄などを誘致しての臨海開発が堺で盛んだった時に、「企業が来れば税金を落としてくれるから、堺市民は税金を払わなくてもよくなる」
という妄言を時の市長は言っていました。
新日鉄は今は堺にありません。採算が取れなくなれば速攻でトンズラです。
(企業の理屈からすれば当たり前で、それに踊らされる行政が情けないと思います)

さてこれから!現市長木原さんがどんな事を述べられるのか楽しみです。
何せ200億も使ってのプロジェクトなのですから!
それなりのビジョンがあってしかるべきでしょうから!

事務局:つ

悪質?

2007年05月18日 10時51分08秒 | 世間の話
 今、全国で6人に1人が苦しんでいるのが高金利の借金だがその内、約半分が多重債務問題。多重債務とは高金利の融資を何社もの金融機関から借り入れ、債務超過に陥った状態を言う。
 多重債務になる切っ掛けは意外と些細な事(?)からである。
例えば、住宅ローンの支払いと親の入院が重なり、サラ金から10万円を借りた。
 取引会社が突然、仕事を打ち切ってきて手形の引き落とし(支払い)が出来ず、サラ金から30万円借りた。
 知り合いの連帯保証人になり、借主が返済不能となり、その債務を返済するためにサラ金から20万円借りた。…etc.
 意外と何処の家庭でも起こり得る、有り触れた日常生活の中で発生している。ある調査によると多重債務に陥る原因は大半(10人中8~9人)の人がこのような切っ掛けからだと言う結果が出ている。言い換えればギャンブルや遊興が原因で多重債務者となる例は全国的にも極、稀である。
 年収(所得)360万円、4人家族の自営業者(商売人)の場合、平成18年ベースでの公的負担額は凡そ以下のとおりとなる。
 所得税………………………  126,000円
 住民税………………………   85,000円
 事業税………………………   35,000円
 国民健康(介護)保険料…  620,000円
 国民年金保険料……………  340,000円
  合計 ……………………1,206,000円

 所得に対するこれら公的負担割合は何と33.5%にもなる。
 以上の点から言える事は日本における現在の制度そのものが非常に不備(即ち、金持ち優遇、弱者切捨ての制度)であるが故に、多重債務に陥る原因が制度上からも潜んでいるのではなかろうか!
 そして、益々、この社会(保障、税金)制度が安倍内閣(自民党・公明党)の政治によって又もや改悪され、お年寄りや社会的弱者、働く国民に重い負担を強いようとしている。
 先日(4/12)NHKで「ドキュメント にっぽんの現場」解決できない借金はない………と言う番組が放映された。
 鹿児島県奄美市役所・市民生活係に寄せられる生活相談を24日間にわたり、リポートした内容である。
 この係の係長である禧久孝一さんが多重債務の相談をまるで我が事のように心配し、次々と解決していく様を描いていた。
 ある時は市役所の収納係(国民健康(介護)保険料や市税の滞納を回収する係)の職員を前にして「滞納者の大半は真面目な人達です。だから、その人達の生活実態や状況を良く聞く事が大切です。もし、多重債務に陥っている人が居たら、その解決こそが何よりも先にすべき事だから、私(禧久)に相談して下さい」と切々と訴えていた。 この市役所内の連携プレーにより1人の市税滞納者が多重債務を解決する事が出来て、滞納していた市税を分割で納入する事になった。
 そして、この結果に対して、ある収納係の職員が次のように言っていた。
「この人は悪質滞納者から優良滞納者になった」と。
 果たして、悪質滞納者とはどんな人を指すのだろうか?

法人決算での入会がありました

2007年05月17日 12時41分15秒 | 活動紹介
先月から新規入会者の方が多く、その中でも法人決算が要求の入会が数件ありました。
先日入会された方は、若くして介護事業所を有限会社で立ち上げられたのですが、
貸借対照表?
複式簿記?
社会保険?
等など、知らない言葉のオンパレードで不安になり、元会員さんの紹介もあって民商に来所されました。
「わからない事だらけで当たり前ですよ、民商は勉強するところです、必ず出来るから自分で出来るようにパソコン記帳を頑張ってみませんか?」
と入会してもらい、一緒にパソコン記帳に取り組みました。

そして、数日。
パソコンを使っての記帳で無事に念願の貸借対照表をはじめ決算書が出来上がりました。

プリントアウトした決算書を手にされた時の嬉しそうな顔を見て、民商の良さをもっと多くの人に知ってもらいたいと思い、今日のブログにて書かせてもらった次第です。

事務局:つ