堺北民主商工会

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高校の教科未履修問題

2006年10月31日 19時58分57秒 | 世間の話
高校の世界史をはじめ、受験に関係の無い科目を授業していなかった、未履修問題がニュースで賑わっています。

現行の教育基本法の理念を守らずに、愛国心とか意味不明の改悪を盛り込もうとするいまの政府与党。
そのやり口により、受験戦争だ、勝ち組負け組だと煽り立てて若者を追い詰めて
出来上がるのは世界史も知らない青年達、その青年達はやがて年を取り日本の担い手になっていく。

その「いびつさ」を皆さん考えてみてください。
隣国に敬意を払わない風潮、それは教養の欠如では無いでしょうか?

日本も美しい国になったものです。
もし安倍内閣の言うとおりに教育基本法を改悪したら、
きっともっと美しい国になるんでしょうね。

事務局:つ



心ひとつに!堺北民商ブログ一周年

2006年10月28日 12時23分35秒 | 活動紹介
堺北民商のブログが一周年を迎えました。
初日には3日坊主にならないようにと書いて始めましたが、早いものです。
最初の頃に比べて毎日のアクセスも倍になりましたし、月刊民商ではブログの
重要性を特集した記事などもあり、先んじて取り組んで手ごたえを感じています。
今後多くの民商や県連、また会員各位がネットで情報発信していけばと思います。そういう点からブログは簡単に出来るという利点がありオススメです。

一周年を記念して
民商全商連の歌「心ひとつに」を配布したいと思います。
WMA形式に圧縮しておりますので、右クリックして保存でどうぞお持ち帰り下さい。
商工手帳に載ってはいるが、聞いたことの無い人が多いのではないでしょうか?
ハツラツと歌われる歌詞は正に
「我らの運動は自分だけの為では無く、すべての人の幸せに通じる」という民商の基本理念そのものです。
大変いい歌ですのでぜひ一度聴いて下さい。

民商全商連の歌「心ひとつに」(右クリックして対象をファイルに保存)

事務局:つ

小ちゃな願い

2006年10月27日 10時53分11秒 | 世間の話
 10月25日(水)、東京地裁の杉原則彦裁判長は青木鈴花ちゃんを保育園に受け入れるよう命じた。東京都東大和市に住む鈴花ちゃん(6つ)は定期的に「痰」の吸引が必要な病気。その彼女に対し、市側は「痰」の吸引を医療行為と判断し、看護士を配置させる必要など費用が掛かると入園を拒否していた。しかし、今年1月、地裁は鈴花ちゃんの申し立てを受け、市に対し入園を義務付ける仮決定をし、鈴花ちゃんは2月から市立保育園に通園していた。そして、今回、保育園の園長をはじめ、多くの人達の応援で「正式に入園」が決まったと言うものだ。判決が出た時、鈴花ちゃんはノートに「ほいくえんにいけるようになった」と書き、笑顔で記者団にそのノートを見せた。毎日、次から次へとマスコミで報道される悲惨な事件や争いごと、政界や企業の汚職事件、学校や家庭での「いじめ」「虐待」が多い中、今回の彼女の純粋無垢な笑顔としぐさを見ていると秋の澄み切った青空のように心があらわれる。(本当は全国各地に「お年寄りに親切な事をした若者がいたり」「戦争は絶対反対!平和な日本であってほしい」などの取組みがいっぱい行われているのにマスコミは報道しない)
 この地裁の決定に対し、東大和市は高裁への控訴を断念した。この知らせを聞いた時、鈴花ちゃんの「ほいくえんにいきたい!」と言う「小ちゃな願い(=しかし、彼女自身にとって見れば「最大の願い」)」が叶った瞬間だった。
 ところで今、「教育のあり方」が問われている。小中学校の早い時期からその子に備わった特性(そんな幼少から特性が見つかる訳がないのだが)によって、専門化(コース分け)を行い、教育課程(カリキュラム)を組む方向が検討されている。しかし、人間にとって最も重要なのは社会での「人との交わり」である。身体的障害をはじめ、「社会的弱者」と呼んで良いのかわからないが、このような人達に対する「思いやり」や「優しい心」を養う事こそ必要なのではないだろうか。ひと昔前は2世代、3世代の同居家族が一般的で両親や祖父母との生活の中で、様々な事(社会習慣や人との交わり)を教わり、習得することが出来た。しかし、だからこそ、核家族化が進む現代だけに保育園や幼稚園、学校は全ての児童をどうすれば受け入れることが出来るのかを真剣に検討する事が今、求められている。教育は上(国)から押し付けるものではなく、可能な限り全ての子供たちの集団での話し合いを通じて社会常識や規則、知識を身に付けさせていくものだ。このような集団生活の実践によって、社会的弱者への「いたわり」や「社会的協調性」が養われていく。「自覚的発育」、そして、この発達を援助する教育こそが「人間の心」を成長させる。「愛国心」を「法」によって強制させるなどと言う手法は本末転倒も甚だしい。
 それにしても鈴花ちゃんはこれから様々な社会的障害(困難な壁)にぶつかっていくだろう。
 鈴花ちゃん!その障害を1つ1つ乗り越えていって欲しいと願わないではいられない。

違法金利廃止!

2006年10月25日 17時01分43秒 | 活動紹介
民商でも長年求め続けていた金利のグレーゾーンが全面的に撤廃される事になりました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-10-25/2006102501_01_0.html
グレーゾーンとは利息制限法の上限20%を超えた部分にもかかわらず、罰せられない29%までのラインの事ですが、今回この部分が完全に廃止され、上限が一本化されます。
高金利により命を絶つ中小業者が後をたたない中で、民商はこの違法分を裁判などで取り返し、暴利を貪っていた金融業者との戦いを長年各地で行っていました。その中でのこの改善は非常に歓迎するものです。

しかし現政府に言いたいことは、消費税の増税などの国民いじめの法律は即実行するのに、献金を貰っている業界には「手厚い配慮」の元で変更を進める点です。

誰のための政治なのか?
与党に投票して、高金利に苦しんでいる人はよく考えてみましょう。自分を苦しめている原因を応援しているのですから・・・。

事務局:つ

労働基準法のポイント

2006年10月24日 12時41分10秒 | 世間の話
民商には様々な相談が寄せられます、税金、金融、営業、そして従業員の問題。
この従業員さんの待遇の問題に大変参考になるパンフレットを紹介します。
それは
「労働基準法のポイント」
という冊子です。そのまんまのタイトルですね。
労働基準監督署で無料で配布されていますので、従業員さんのおられる業者の方や労働問題に慣れていない事務局の方は、これを参照して問題解決に当たればよいと思います。
(大阪の社団法人が発行なので、他の県にあるかは不明です)

時間外・深夜賃金のルールや休日出勤のルール、有給休暇取得の日数にサブロク協定。
実務に役に立つ事が何でも載っているのでオススメです!

しかしこのパンフに唯一不満がある事があります。
それは労働基準法第二条が紹介されていない点です。

第二条 労働条件は、労働者と使用者が、対等の立場において決定すべきものである。

日本の現状の労働者の立場を考える上で最も抜かしてはならない一文が紹介されていないのです。
これでは“ポイント”という名が泣きます。
非常によいパンフレットなのにここだけが残念な所です。

投稿者:つ






民商ソフトボール大会

2006年10月23日 12時04分41秒 | 青年部
2006年11月12日(日)AM9時半集合
舞洲第二運動場にて大阪の青年部によるソフトボール大会が開催されます。
参加費は100円です。
グローブ、昼食持参の事。

異業種の集まる民商での楽しい親睦にあなたも参加しませんか?
9名もメンバー集まらない!
自分ひとりやけど参加したい!

合同チームを作るので安心して申し込み下さい。


*ちなみに過去に参加した経験ですが、
「大変おもしろいです」
普段全く野球に関わっていなくても楽しめる事間違いなし!

堺北民商(電話072-223-9010)

投稿者:つ


今週の商工新聞1面

2006年10月21日 17時13分32秒 | 税金の話
民商会員さん、新聞読者の方には、今週配達分の商工新聞(民商の機関紙)がお手元に届く頃だと思います。

今週の商工新聞一面は必見です、それは何故かといいますと・・。
「新会社法」についての詳細な解説が載っているからです。

これから税金対策に株式会社を作る事を検討されている方や、現在有限会社の方はどうなるのか?様々なケースの解説が載っています。

堺北民商の会員さんにも新会社法をきっかけに、法人になられた方が数名おられます。
何と、そのうちの一人は民商で勉強して相談し、自分で会社の設立をされました。
自分で頑張る意志があればきっと商売もうまく行くと思います。

新会社法は「役員報酬の損金不算入」など具合の悪い面もありますので、勉強の為に、今後の為にぜひ読まれてはどうでしょうか?

投稿者:つ

格差景気?

2006年10月20日 10時40分48秒 | 経営対策部
 1918年(大正7年)、「米騒動」と言う事件が起こった。米の価格が異常な値上がりをした事に対して富山県の「お母(おかか)=港で米の荷役作業をする女性」が米問屋に抗議をしたのが発端で全国的に一揆が広がった。しかし、この「米騒動」はそれ以前の一揆とは全く、その内容が違っていた。と言うのも以前の一揆の原因は「物が無くてのもの」だったが「米騒動」は米が無かった訳では無く、成金(=第1次世界大戦で私腹を肥やした成り上がり者)が持て余す「お金」を米相場に注ぎ込み、更に貪欲に儲けをあさって、米の価格を吊り上げた結果の一揆であった。そして、その一揆は瞬く間に全国的に飛び火し、時の寺内正毅内閣を崩壊に追い込む事になる。この政変で忘れてはならない重要な点があった。それは富山県の新聞(井上紅花が執筆)が「米騒動」を単なる「お母の抗議行動」と報道するのでは無く、時の「社会経済システムの欠陥」が招いた事件と報道したためだった。正に、公正で政治的中立を貫いたマスコミの影響力(支援)によるものだった。
 さて、先日、今の「景気(?)」は依然として続いており、戦後最長の「いざなぎ景気」と並んだと報道した。しかし、多くの国民の景気に対する実感は「そんなバカな~!」である。現に政府発表のあらゆる指標からも大企業の増益と一部の資産家の増収が今の景気を持続させていると言う事がすぐわかる。大多数の国民は依然として収入は低迷しており、生活は苦しい状態が続いている。NHKテレビが今週、「シリーズ〝実感なき〟景気回復」を放映しているが先日(10/19(木))、中小企業の実態を映し出していた。ある印刷会社で働く恐らく、40歳代の課長さん。毎日3~4時間の印刷現場での残業と日祭日もくまなく出勤して年収400万円。年収400万円と言っても社会保険料や源泉所得税などが給料から天引きされて実質、受け取るのは300万円である。この給料で家族の生活を支えていかなけばならない。(しかし、街に溢れている「ワーキングプア」や「フリーター」と称される人々からすれば「それでも働けるだけでも上等や!」と言われるかも知れないが)こんな実態である今の景気は格差が益々、広がる状況での景気(?)局面と言える。
 名付けて「格差景気」とも言える。
 米騒動の時の「米」のように、今は「物」が街中に溢れているが「庶民の暮らし」は一向に良くならない。「政治のあり方・方向」が間違っている。このような歪な「景気」をマスコミは正確に、その本質を報道する責任がある。
 88年前に大きな役割を果たしたマスコミは「現在のマスコミ」の状況を嘆いているだろう。マスコミは「真実」を報道する使命を今こそ、果たす事が求められている。