堺北民主商工会

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国保と市民府民税の減免申請

2008年06月30日 12時48分59秒 | 税金の話
先日、ある会員さんが堺市役所に国保や市民府民税の減免申請を行い、自身の状況を頑張って主張され、減額を勝ち取られました。
ご本人に手記を書いてもらいましたので、紹介したいと思います。

国民健康保険の減免について。
 私は、去年の年末をもって諸般の事情により事業を廃業しました、今年の収入が去年に比べ著しく低下したため、とても今までの保険料が納める事が困難になり、民商に相談した所、減免の制度があることを知り早速減免申請した所減免措置を受けることができました。民商に入っていて、とても良かったと思います。
~減免に必要なもの~
廃業届け等(今年の収入が著しく減少したことをしょうめいするもの。)
去年の申告書の控え(コピー)

市・府民税の減免について。
 申請に行ったところ、窓口職員はあまり親切な対応ではありませんでした。
強く申請の意志を訴えた所、申請は納付書が送られてきてからするように言われました。申請書をくれる様に申し出た所、申請時に渡すと言われましたが今くれるように強く要望し、申請書を貰って来ました、納付書が送られてきたので、申請書に具体的事実を記載の上、添付書類を付け申請の結果減免を受けることができました。
~減免に必要なもの~
申請書
廃業届け等(今年の収入が著しく減少したことをしょうめいするもの。)
去年の申告書の控え(コピー)

*自分の状況をしっかりと主張する事が大切だとの事です。

事務局:つ



過ぎ行く日々

2008年06月27日 09時26分14秒 | 世間の話
 大企業の経営基盤の体質改善はまだ回復出来ていない⇔しかし、今、大企業はバブル期以上の増益を計上している。高齢者を大切にする施策の充実が求められる⇔しかし、「年寄りは姥捨て山に!」とでも言うべき「後期高齢者医療制度」を国が作った。日本の将来を担うのは若者だ⇔と言いながら、派遣労働者や非正規社員を続々と排出し、若者を消耗品のように扱っている。賞味期限は何日まで、この肉は国内産です⇔偽装表示が罷り通っている。消費者の目線で政治を行うと福田首相は表明した⇔道路特定財源や国民から預かった社会保険料や年金などで好き勝手な無駄遣いを行い、予算が足りなくなれば消費税率を引き上げる。自衛隊は専守防衛に徹して、国を守るためにある⇔そんな軍隊がちっぽけな漁船を虫けらのように蹴散らして航行する。日本国を守るのに、何故かアメリカ軍と攻撃型の演習を共同で行っている。
 こんな無茶苦茶な誤魔化しが日本では平然と通用する。
どうしてだろうか!?
その理由の1つがマスメディアのあり方にある。真実が報道されない。支配者(政治の権力を握っている連中や大資産家など)のご都合通りの情報操作が行われ、流される。人権や平和を守る取組み、未来を見つめる若者の姿が全国各地に有るのに公正な報道がされない。支配者の思想がこの日本では支配的である。
 しかし、こんな日本が何時までも続く訳がない。労働者が働き甲斐を持ち、高齢者が敬われ、若者が大切にされ、安全な食料が出回り、国民主人公の政治が実現し、2度と戦争をしない日本国が何時の日か出来るに違いない。しかし、黙っていては実現する事は出来ない。それは真実を追究し、平和を願う人々の絶え間ない運動によって大多数の国民が共感し、共通の気持ちを持った時に実現する。
 「光陰矢の如し」とは良く言ったもので、アッという間に月日は過ぎ去っていく。その日、その日を面白可笑しく暮らすのではなく、その「うねり(=本当に生きていて良かったと言える人間社会を実現する道)」に身を投じてこそ人間的生き方と言えるのだろう。

社会保障

2008年06月26日 12時37分19秒 | 活動紹介
昨日は、堺北民商も加盟する自治体キャラバン行動に参加しました。

社保協が主催の市役所との懇談をしましたが、
いずれの要望書の回答も市民の立場を考えているのかと言う回答でした。
一部要望書の回答を紹介します。

要望:高齢者・母子家庭・障害者・低所得者など生活困難世帯に対する
   独自減免制度を拡充すること。
   なお、条例減免制度についてはパンフレットやポスターを作成し、
   住民に常に知らせること。申請拒否をしないこと。

回答:住民税の全額負担に堪えることが困難であると認められる方に対して
   減免制度を設けております。
   生活扶助対象者や被災者の方だけでなく、失業や傷病によって
   前年から著しく所得が減少した方々等も対象としており、
   その適用者数は毎年1000件を超えております。
   以上の状況から市の減免制度の趣旨が市民の皆さまに周知され、
   所期の目的を果たしているものと理解しております。
   現段階では、本市減免制度の適用範囲を変更または拡大する
   予定はございません。(一部略)


もっと市民の声を活かし、堺独自の考えを検討してもらいたいと思いました。
たくさんの方たちの声で後期高齢者・国保・介護保険料など堺市に見直しを求めて行こう!!

社保協のHPはこちらからhttp://www2.ocn.ne.jp/~syahokyo/

                          事務局:い
   

CLEMENTIA

2008年06月25日 12時24分30秒 | 世間の話
CLEMENTIA(クレメンティア)=寛容

人間は些細な事で冷静さを見失い、人を傷つける。
僕も例外では無い。

ですが、僕は僕と接した多くの人がより良いその後を、そして発展的な成長を遂げられるようにするにはどうすればいいのか?
という事を考えるにつれ、一つの結論に達しました。
それが今日の題名に書いた
「CLEMENTIA」=「寛容」
です。

CLEMENTIAという言葉を僕が知ったのは、古代ローマに興味を持ち、本を読み、映像に接していく中でした。
・・・。
この言葉はあのユリウス=カエサルが作らせた貨幣に刻まれており、イタリアの国宝だそうです。

2000年以上の時を隔てて伝わる寛容のメッセージ。
カエサルはいかなる想いで、この言葉をコインに刻ませたのでしょう?

しかし、一歩ひいて考えてみると疑問が湧いてきます。
それはあの賢明なカエサルが感傷や個人的な想いのみで貨幣の言葉を選ぶという政治的選択をするでしょうか?という問題です。

想像するに、
カエサルはCLEMENTIAこそが多くの人と人、人間社会という思い通りにならない難解な物を繋ぎ合わせる精神だ、という信念をコインに託したのではないでしょうか?

星霜の彼方、カエサルの眼前にあった課題に比べれば、僕達の出会う壁や悔しさなどたかが知れている。

人により悲しい気持ち、残念な気持ちになっても
CLEMENTIA
が心にあれば、再び唯物論により問題を捉え、弁証法的な解決策へ足を踏み出せるのさ!

事務局:つ

身近な普通の人を引きずり下ろすシンドローム

2008年06月23日 12時36分30秒 | 世間の話
大阪府知事橋下氏の財政再建案の柱である職員給与の削減で組合と激しくもめたそうな。

もう目に見えているのですが、
世の中の人は
「ブラボー!橋下!もっとやれ!公務員なんかどうせコスト感覚の無い馬鹿ばかりなんだから、徹底的に給料を削ったらいいんや!!」
的な意見が多くなるでしょう。

冷静に考えれば、大阪府の大赤字は国の押し付けた公共事業と、その財源としてアテにしていた地方への分配がむしろ逆にカットされた事が金額的にもケタ外れで一番の原因だし、削るならば何故、関連にもっと踏み込まないのか?っていう橋下の欺瞞もある。

だが、こういった根本的な話は、上記の
「身近な普通の人を引きずり下ろすシンドローム」に侵された想像力の少ない人々には(今は)届いていない。

参考に大阪府の大卒初任給は196600円、高卒は158900円、もちろん保険料と税引き前の数字です。
http://www.pref.osaka.jp/jinji-i/saiyo/guide/pdf_page/13_14.pdf
この数字を見て何を思うかも、見た人の自由なんですが、一言意見を言わせて貰うと、有権者にはこんな泡沫知事の狂騒なんか、冷静に見る事を学び取って欲しいと思う次第です。

でないと、夢幻の後で必ず自分に跳ね返ってくるよ・・・。

その時は公務員の給料はすでに十分安いのだから誰のせいにするのだろう?

事務局:つ


差別

2008年06月20日 09時26分25秒 | 世間の話
 日本で初めての人権宣言とも言うべきものは、恐らく「宣言」であろう。この宣言は1922年(大正11年)3月3日、京都の岡崎公会堂において全国に発せられた。
 1895年、西光万吉は奈良県の被差別に生まれた。民は「汚らわしい奴」「一緒に居ると血が汚れる」等と蔑み、罵られた。東京に上京した彼は只管、民である事を隠し続けた。しかし、彼は「自らの存在(身分)を隠し通し続ける事」で良いのだろうか?と悩み始める。
 ご承知のように民とは「士農工商」の階級制度によって国民を統治していた江戸時代に、それらの階級の下に「…,…」と呼ばれ、限られた職業(獣の皮の鞣しや処刑場での用足し)しか与えられず、一定の地に限って定住させられた。時代が移り変わり、明治になっても、その名残は引きずり、民は極貧の生活を送った。だから、栄養失調や発育不全のため、民には年少(3~4歳まで)の死亡記録が多いと言われる。
 悩み続けた西光は一筋の光明をやっと見出す。…「民」である事実を公然と世間に宣言する事を!
その事によって人間を人間として証明する事が出来る。彼の呼び掛けに賛同し、全国から多くの仲間が京都に集まった。しかし、中には身分を世間に曝け出すのに躊躇する者も大勢、居たと言う。
 全国に向けて発せられた「宣言」の真髄は「人間を尊敬する」と言う人権宣言、そのものであった。
 現代社会における差別は形を変えて、至る所に存在している。勿論、それらの「差別」は階級差別と言ったものではないが、人を蔑んだり、見下したり、日常生活の中でどんな場面でも起こり得る(イジメも差別の一種と言って良い)。
 そんな状況を考える時、西光万吉が遺した「宣言」の精神は今なお、現代に息づいている。

後期高齢者医療制度を撤回せよ!

2008年06月18日 12時36分02秒 | 堺の話
昨日行われた民商も加盟する社会保障推進協議会の宣伝に参加しました。
堺市役所前で午前中に約一時間。

やはり道行く人々の関心は高く、通り過ぎようとする人にも声を掛ければ立ち止まり署名に応じてくださいます。

中には
「高齢者が増えてるんやからしゃあない」
というおじさんも居ましたが、制度の仕組みや国の医療改悪を説明させてもらいました。

この日の午後、堺市議会ではこの問題が議会で取り上げられました。

面白いのは民主党です。
国会では撤回の立場なのに、堺市では撤回に反対の票を投じました。
街中で行われた民主党の宣伝では「うちわ」まで配りこの医療制度に反対を表明していたのですが・・・。

ある民主党市議のHPには政治信条に、
「私の好きな言葉は正義」「正直者が報われる社会」
なんて書かれているのですが、市民を欺く正義とは???

一万光年譲って甘~く、彼らの態度を解釈してあげても、市民に二枚舌を説明する責任はあるでしょうよ!

事務局:つ


小規模修繕事業者登録制度

2008年06月17日 14時09分57秒 | 活動紹介
「小規模修繕事業者登録制度」についての学習会に参加しました。

「小規模修繕事業者登録制度」とは、自治体に登録しておけば、例えば団地などで少額の修繕があった場合、地元の業者の人が仕事を請ける事が出来るという制度です。
事業者と自治体が協力してうまく制度を活用出来れば、スピーディに安価にそして地元の経済活性化に繋がるという魅力のある制度です。

実際に導入している自治体が結構あり、大都市では広島市やさいたま市があります。
http://www.city.hiroshima.jp/www/contents/0000000000000/1110761988373/index.html
↑例:広島市

現在堺市では随意契約により少額の工事を事業者に発注しているのですが、その要件として「建設業の許可」が必要となります。
これには非常に多額の維持費が必要となり、とてもその為だけに零細業者が許可を取る事は現実的ではありません。

先の広島市を例に取ると、登録要件は市民税の滞納などが無い事などの緩やかな基準になっており、堺市でも地元発展育成の観点に立った運用改善が大切だなと感じます。

事務局:つ




加太へ行ってきました

2008年06月16日 12時54分55秒 | 活動紹介
堺北民商の五箇荘支部で親睦の日帰り旅行を開催しました。
紀州加太の国民休暇村へ行ってきました。

あいにくの曇り空でしたが、露天風呂や美味しい料理、昼寝と日頃の疲れを癒しました。

今後も皆に喜んでもらえる支部活動を進めたいと
役員さんが力強く語っておられました。

事務局:つ

本来の姿

2008年06月13日 10時14分43秒 | 世間の話
 日本の環境省が作成している「Red List」と言う名簿がある。これは「絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存に関する法律」によって、絶滅の危険性が高い保護対象となる野生の動植物を記載したリストの事。この中でクマタカやイヌワシなどが「近い将来、絶滅の危険性が高い」とされている。
 愛知県尾張旭市の里山に近い「日本ワシタカ研究センター」には、怪我をしたタカやワシ、ハヤブサが30羽ほど飼育されている。ここでは主に自治体などに保護されたワシやタカの傷を治療し、獲物を捕れるまで回復させ、自然に戻す訓練をしている。この訓練において江戸時代の鷹狩りを仕切った鷹匠の技術が生きている。
 鷹匠制度は徳川8代将軍の吉宗の時代に整備され、将軍家から大名家へと拡大していった。日本各地の城下町に「鷹番」や「鷹匠」などの地名が残っているのもその名残である。当時、タカは献上品とされており、捕獲したタカを献上すると、村の年貢が減免される事もあった。
 同センター所長の中島京也さんは「鷹匠の技術は、骨折などで傷付いたワシやタカのリハビリに有効です」と語る。しかし、ワシもタカも餌付けをしてしまえばペット化してしまう。「タカも楽をする事を覚えますから、餌をくれる人に懐きます」と中島さんは言う。人に慣れ過ぎると、自力での生活には戻れない。そこで、タカの「野生」を保ったまま狩りの道具に仕立てる鷹匠の手法が必要なのだ。
 同センターは「愛玩(ペット)目的でなく自然復帰のための保護・訓練」が主たる目的の施設ある。
 人の手によって餌(小鳥やハトの肉)を与え、それを啄ばむタカやワシは飼い慣らされた鳥にすぎない。眼光鋭い、獲物を一撃で捕獲する森の頂点に立つタカやワシであってこそ、本来の野生動物としての姿である。
 そして、私達・国民にあっては「時の支配者・権力者」に飼い慣らされた烏合の衆であってはならない!