サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

二人で人生を歩めば楽しいな

2015-04-06 00:00:43 | 日記
ポニョ:このマユールさんも、以前紹介させてもらったヴィジャヤサイ君のように、ストレートな人間て分かるよな。おいらと似ているぜよ。

ヨシオ:昔、ムンバイで行ってたカレッジでは、ババのカレッジでやってはいけない事を全てやってた。とか、壁にかけてあるババの写真が裏返ったらババを神様と信じるとか、自分の気持ちを素直に述べられているな。

ポニョ:自分を飾らないっていいよな。今の世界は、虚栄を張って自分を飾る人が多いから、一体その人が何を考えて、何を言いたいのか、何かを企んでいるのかいないのか、さっぱり分からん人だらけやもんな。おいらには、ちょっとついていけないぜよ。

ヨシオ:ポニョは一番苦手やもんな、そういうタイプの人って。その点、マユールさんのような人は、初めてのダルシャンで直ぐババの神聖さが分かり、それ以後、ババにずっと一瞬も離れることなく着いて行っておられるな。

ポニョ:もちろん、前世からの徳もあるんやろうけど、ババに会って花が開いた人って多いよな。

ヨシオ:ババも、そういうストレートな人、心で思っている事と口に出して言うことが同じ、そして口に出した事は必ずやるという人を好んでお側に呼ばれるな。

ポニョ:今の世界でそういう人は少ないよな。だって、そんな事をしていると人に騙されたり、利用されたりするぜよ。

ヨシオ:さあ、それではマユールさんの話に入ろか。マユールさんがカレッジにいた頃、ババが車で出かける時みんなでお見送りに行ってたんや。でも周りは学生だらけでババの姿を見るのも難しいので、マユールさんは自分が育てた花を摘んで、ババの車が通る道の横に立って待っていたんや。すると、ババは車を停めてマユールさんから花を受け取られるんや。それを見ていた他の学生たちも、マユールさんのマネをして花を摘み、マユールさんのように道の脇で立つようになったんや。それで、庭の花がすぐに無くなり、花を持った学生達が等間隔で道にたくさん立って待つようになったのでとても面白かったと言っておられたな。

ポニョ:なんか、それって知らん人が見たら変な光景やもんな。なんか、笑っちゃうようなそんな光景や。学生たちが、花を持って道に等間隔でたくさん立っているなんて。

ヨシオ:そういや、俺もババがサマーコースが終って講堂から出て車に乗られる時に、少しでも近くに行こうと一生懸命やったな。でもある日、講堂の廊下に少し高さの低い窓があるのに気がついたんや。講堂の廊下の幅って、たかが一メートルぐらいやろ。そこをババが歩いて車のところまで行かれるんやけど、その窓の前を歩かれるから、その窓を開けて顔を出していたら、至近距離でババを見れるかなと思って待ってたんや。すると案の定、ババが俺の鼻の先、三十センチのところを通られたんや。俺のなが~い顔が突然窓に出現したんで、横目で見て行かれたけどな。

ポニョ:そら、そんな長い馬面がいきなり窓の外に現れたら誰でも驚くよな。

ヨシオ:馬面は余計やろ。多分俺と同じ事を考えて、このマユールさんもその窓の前でババを待っていたんや。するとババはラッキーな事にその窓の前で歩みを止めてマユールさんに話しかけられたんや。ババはマユールさんに、君は私の事を愛していますか?と聞かれたんや。マユールさんはもちろんですともスワミ。あなたの事を心から愛しています。と答えると、ババはお前は嘘つきだ。神を本当に愛すると、愛してるなんて言えなくなるんだよ。自分が神を愛していると思ったり、言ったりしている間は、本当は神を愛せていないんだ。と言われたんや。

ポニョ:愛しているという感覚や意識がある間は、本当に愛していないって事なんやろな。難しいよなそれって。そう言えば、クリシュナの時代にゴーピー牧女達は、クリシュナの事を思いすぎて我を忘れてしまっていたよな。あるゴーピーはロウソクの炎の中にクリシュナを見て、そのロウソクが溶けて自分の手がやけどしていることさえ気づかなかったよな。

クリシュナは言いました。 「ラーダー、私は宇宙の主だ。何でも欲しいものを願いなさい。すぐにそれを授けよう」
ラーダーは答えました。「あなたから欲しいものはありません」
クリシュナは言いました。 「私の愛さえ欲しくないというのか? 」
すると、ラーダーは「私は自分があなたを愛していることを知っています。あなたが私のものであることも、この先ずっと私のものであることも、永遠に私のものであることも知っています。あなたが私を愛していようと、愛していまいと、それは問題ではありません」
クリシュナは、初めてひざまずくと、母なるラーダーの手を取って言いました。
「ラーダー、私は自分の全創造において、今、初めて自分の帰依者からあるものを受け取った。それは無条件の愛である」 と。

ヨシオ:ラーダーってゴーピーの一人でクリシュナの叔母に当たる人なんやろ。

ポニョ:そうやったんか。それはおいらも知らんかったな。確か亡くなる時に、クリシュナのフルートを聞きながら死にたいって言って、クリシュナの膝の上で亡くなったんやったな。

ヨシオ:理想的な死に方やな。それ以来クリシュナはフルートを吹くのんをやめたんや。

ポニョ:でも、実際はヴィシュヌ神の相方のラクシュミー女神の化身やって言う話もあるぜよ。

ヨシオ:でも、ラーダーぐらい強い神への信仰心を持っている人ってなかなかいないし、いたとしても普段その信仰心を、人に見せないようにしているんやろな。ある時、マユールさんはババの車の前席に乗る機会があったんやけど、乗っている間、誰も話さないし、後ろを振り返ってババを見たら、なんか、自分の事を睨んでいるみたいやし、嫌な雰囲気やったから思い切ってババに話しかけたんや。スワミ、あなたの事を愛しています。あなたの事を思って夜も寝れません。というと、ババは嘘を付くな。毎晩大きいいびきをかいて寝てるやないか。と言われたんや。

ポニョ:なんでもお見通しやな。ババにかかると。神様になんにも隠し事なんて出来ないよな。

ヨシオ:ババはその頃、学生たちを連れて野生動物を見に、モトマライの森によく行かれたんや。三頭の象に分乗して、深い森の中の道無き道を歩んで行くんや。

ポニョ:その写真を見たことがあるぜよ。象の上に六七人乗って森の中を行くエコツアーやな。それってめちゃ面白そうやな。

ヨシオ:途中にカルグリーレストハウスというところで休憩するんやけど、ババはマユールさんに、森の探索を楽しんでいる間に何か分かったことはあるかい?と聞かれたんや。マユールさんは、いいえ別にと言うと、ババは、人々は森の中にいる野生動物を探すように神を探し求めているけれど、実は神様はいつも君たちと一緒にいるんだよ。と言われたんや。

ポニョ:ババはいつもいろんな機会を捉えて、帰依者たちに易しく霊的な事を教えられるよな。森の中で捜す野生動物を神様と例えられているんやろうけど、実は神様は君たちと一緒に象に乗っているんや。

ヨシオ:本当は、神様は俺たちといつも一緒に人生を歩んでいるんやけど、それに気がついていないのが俺たちなんやな。

ポニョ:昔、外国に住んでいる友人からカードをもらったことがあって、そのカードに書いてあった詩や絵がとても良かったんで、何度も読み返したことがあるぜよ。そこに描かれている絵は、砂浜に二人分の足跡がずっと続いているんや。それで、あるところから、一人分だけの足跡になっているんや。しばらくしたら、また二人分の足跡がずっと続いていて、また一人の足跡だけになって渚に消えてしまっているんや。

ヨシオ:不思議な絵やないの。それで、どんな詩が添えてあったんや。

ポニョ:昔の事やから、よく覚えていないけど、大体こんな感じやった。

神様と二人で歩む人生
それは、長い長い海岸を歩くようなもの
後ろを振り返ると、ああ本当だ。神様がずっと私と一緒に人生を歩んでくれているんだって分かる
だって、私と神様の二人の足跡が砂浜に残っているから

ああ、時には人生に悲しみや苦しみが襲ってくる
そんな時、心から呼び求めるあなたの名前
神よ、神よ、神よ
この苦しみから私を救いたまえ

ようやく過ぎ去った人生における苦難の嵐
私は、そんな苦難の時にこそ、きっと神様がその苦しかった私と一緒にいて下さったんだと信じて後ろを振り返りる
そして神様の足跡が私の足跡の横に付いているかどうかを見てみる

でも、私があんなに心から神様を呼んだのに、その時に神様は来てくれなかった
私の人生で一番苦しかった時に、神様は来てくれなかったのだ
だって、私が神様を泣き叫んで呼び続けていた頃の足跡は、私のたった一人分の足跡しか無かったのだ

神様、私の呼ぶ声が聞こえなかったのですか?
私が悲しみで毎晩、涙で枕を濡らし続けていたのに
私が苦しみに負けて、心がへし折れそうになっていたのに
あの時、私がどれほどあなたを必要としていたかを、ご存知のはずなのに

娘よ、私の愛しい娘よ、お前が私を呼ぶ声は耳が痛くなるほどよく聞こえたよ
だから、あの砂浜についている足跡は、お前の足跡ではなく、私の足跡なんだよ
そうなんだ、お前が苦しみに負けそうになっていたので、私がお前を背中に背負って、困難を乗り切ったんだよ

私は、今までずっとお前と一緒だったし、これからもそれは変わることはないんだ
こうして、二人でお前の人生の最後までずっと一緒に歩もうな
そして、お前の人生が最後を迎える時、逆にお前が私を背負って歩いておくれ
そうすれば私たちは一つになれるんだよ


ヨシオ:ええ詩やないの。心にズンと来たで。最後のオチが最高やったな。そうか、人生でしんどい時は神様が背負ってくれるんやな。それでよく分かったわ。なんでポニョがダイエットせなあかんていつも言ってる理由が。ポニョは人生でしんどい時に、神様に背負ってもらおうと思ってるんやろ。やめ時、あんたみたいなお腹出たおっさんを神様は背負わないから。

ポニョ:そうやろか。でも、その通りやな。あの小さい身体のババが、お腹がプックリ出てるおいらを背負って歩くなんて、想像したら可笑しいよな。

どのようにして心をきれいにするのであろうか?
それは、例えばおなかがすいているからといって悪い食べ物、つまり世俗的なものでおなかを満たすより、良い食べ物、つまり神のことを思うことで空腹を満たすことである。
英知も、何が一時的で、何が永遠なものかを識別することによって研ぎ澄ませることが出来る。
あなたの思いを神の御名と御姿に集中させてみよう。
そうすればあなたは、純粋で永遠なものとずっと一緒だったと気づき、そこから喜びを引き出されることができるであろう。SSSvol5p9

いつも幸せでいなさい。
あなたの喜びを周りの人々にも分け与えなさい。
これが真の霊性です。
覚えておきなさい。
愛は神です。
愛の中に生きるのです。
真理は神です。
真理の中に生きなさい。
恐れてはいけません。
神はあなたといつも一緒です。
神は私といつも一緒にいて、私は神様の中にいるんだ。
という確信を持って生きていくなら、あなたは何も恐れることは無いでしょう。
このように行動することによって、皆さんがそれぞれの国で平安と調和を広めて行くことを私は望みます。17/2/89