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■1990年 アメリカ 188分
■原題「IT」
■2009.1.18 DVD
■監督 トミー・リー・ウォーレス
■出演
リチャード・トーマス(ビル)
ジョナサン・ブランディス(ビル幼少時代)
アネット・オトゥール(ベヴ)
ジョン・リッター(ベン)
デニス・クリストファー(エディ)
ハリー・アンダーソン(リッチー)
セス・グリーン(リッチー幼少時代)
ティム・カリー(ペニーワイズ)
オリヴィア・ハッセー(オードラー)
ティム・リード(マイク)
マイケル・コール(ヘンリー)
リチャード・メイサー ブランドン・クレイン アダム・ファライズル
ベン・ヘラー エミリー・パーキンス マーロン・テイラー
メリリン・ガン キム・コンドラソフ
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1990年メイン州デリーで、子どもだけを狙った連続殺人事件が発生する。マイクは、30年前と同様、IT(イッツ)と呼んでいたピエロの仕業であると確信する。マイクは、かつての仲間との約束を思いだし、連絡して呼び寄せる。彼らもまた、子ども時代に体験したピエロの幻影を見ていた。子ども時代に弱虫クラブとして集まった7人は、それぞれがピエロの恐怖を体験した。そして、このままではいつか殺されてしまうと、地下の下水溝にもぐり、ピエロに銀の塊を打ち込む。ピエロは消えていなくなった。そして再び現れたとき、7人は再会し力を合わせることを約束。30年経って、そのときが来たのだ。再び地下の下水溝に潜る。そこに現れたのは・・・。
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幻影を見せるIT。自分たちにしか見えない恐怖。自分の目の前に広がっていく血の海が、他の人には見えない。自分だけが抱える恐怖。これは怖いと思う。でも、やっぱりラストはよくない。ITの正体はエイリアンだなんて、今までの恐怖はエイリアンが作り出していたのか。子どもを食用とするために殺す。でも、それではなぜ彼ら7人は恐怖だけ味わって、実際にやられなかったのか。何か、殺された他の子どもたちとちがうところがあったのか。それぞれの子どもの心の闇をつき、恐怖のどん底に陥れる手法は、精神的な恐怖をふくらませた。そして、その恐怖に立ち向かうために力を合わせる7人にも共感が生まれた。子ども時代の恐怖。そして30年経って、大人になって、再びあの恐怖がもどってきた。大人になった彼らは力を合わせることができるか。なんてここまではすばらしいと思う。でも、立ち向かっていた相手がエイリアンだったなんて。ガッカリ。
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