そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

鬘 かつら

2008年08月11日 | ホラー

2005年 韓国 102分
■原題「THE WIG/SCARY HAIR」
■2008.8.3 DVD
■監督 ウォン・シニョン
■出演
   チェ・ミンソ(スヒョン)
   ユソン(ジヒョン)  ムンス(ギソク)

 《story》

「人間の深層心理にまとわりつく、新感覚の黒髪ホラー。」
「ね、きれいになったでしょ。」

化学治療のために髪の毛を失ったスヒョン。姉のジヒョンは余命わずかな妹のために、退院させ鬘をプレゼントする。帰宅したスヒョンは、たちまちその鬘の美しさに取り憑かれ、しかもその鬘をつけているときは病気が回復したように元気になった。そして、次第に幻覚に襲われるようになる。姉のジヒョンは交通事故で声を失い、恋人のギソクとも別れていたが、彼への想いを断ち切れないでいた。ある日、友達がスヒョンの鬘を借りて行ってしまう。その友達は奇怪な死を遂げ、いつの間にか鬘はスヒョンの元にもどっていた。スヒョンは人格を失い、ギソクを誘惑し始める。その鬘は、姉の恋人であったギソクの、自殺した生徒のものだったのだ。

 もっとじっくり見れば

自宅で見るとき、一度に全部見ることができるときは稀だ。ちょっと見てはまた後で・・・だったり、まわりの騒音で集中できなかったり、記憶力のない私は、どんな映画だったかなと思いながら、ただ見ただけで終わってしまう。この映画はラストはどうだったかな、と今思い出そうとしている。私の映画鑑賞ってそんなものなんだな。見たことで満足。現実から離れればいいのだろうか。今更記憶力が高まるわけでもないので仕方ない。もう一度じっくり見れば評価が上がるかも。

髪の長い男子生徒という設定もおかしなものだ。もうすでにそこに異様な雰囲気が漂う。しかも先生と密接な関係になり、いじめられ自殺する。異様な世界は異様なままつながっていく。だれを恨んでいたんだろうか。いじめた人たちを恨めばいいのに。先生の一瞬の迷いをつっこんでもいいかな。妹は何をしたんだ。病気になって苦しんでいるというのに。その体と心をもてあそぶのだから、いじめよりひどいかも。

今年はオリンピックの年。今まではそんなに真剣に見たことがなかった。今年初めて開会式を深夜まで見た。水泳や柔道、バドミントンなど結構テレビにかじりついている。今まであまり興味がなかったのに不思議だ。何か自分の中で変化しているのか、それともただ単にテレビがよくなったからなのか。待ちに待った地デジで42型のフルハイビジョン。とてもきれいだ。映画もDVDで見ることが多くなったのもそのせいだ。ケーブルテレビは画質が悪い。どちらにしろ、心に変化を。開き直りが大切だ。


最新の画像もっと見る