そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

きっと忘れない

2006年01月14日 | 人間/社会派ドラマ


「With Honors」
1994年 アメリカ 102分 「WITH  HONORS」
■2006.1.14 wowow
■監督 アレック・ケシシアン
■出演 ジョー・ペシ ブレンダン・フレイザー

《story》
名門大学の優等生が卒業論文原稿を落としてしまう。それを拾ったホームレスとともに生活することになる。そして2人の似通った過去が、お互いを結びつけていく。

☆見た目だけで人を見ることが多いよね。身なりは悪くても、魅力ある人生哲学を持っているホームレス。そこに惹かれていくのだと思います。同居している4人の学生たち。家賃を4等分して生活している。そして、家を持たないホームレス。みんな求めているのは「家庭」だった。心が結びつく安らぐ「家庭」だった。


MUSA -武士-

2006年01月14日 | アクション

2001年 韓国/中国 133分
■2006.1.14 T.V
■監督 キム・ソンス
■出演 チョン・ウソン チュ・ジンモ アン・ソンギ チャン・ツィイー ユー・ロングァン

《story》
朝鮮の高麗は、友好を求めて、中国の明の使節団を送る。しかし、スパイ容疑をかけられ、砂漠に追放されてしまう。その途中、元の軍隊におそわれる。その後解放されたが、元軍が連行していた明のブヨン姫を助け出し、再度明への友好を求める命を遂行しようとする。追ってくる元軍は強敵。無事明に姫を届けることができるか。

◆アクションがすごい。矢が刺さる場面や腕や首が切り落とされる場面など、とてもリアリティーがる。奴隷だったチョン・ウソンの眼孔はこれぞ荒々しい武士の目であり、槍裁きは見物だ。また、ブヨン姫役のチャン・ツィイーは、その表情は心に残る。華麗さ垣間見せる女性らしさは見る者を虜にしてしまう。危険を覚悟で姫を助け出そうとする、引き込まれていく気持ちがわかる。

MUSA -武士- 公式サイト

血と骨

2006年01月14日 | 人間/社会派ドラマ

2004年 日本 145分 
■2006.1.14 wowow
■監督 崔洋一
■出演 ビートたけし 鈴木京香 新井浩文 田畑智子 オダギリジョー

《story》
第11回山本周五郎賞を受賞した梁石日の自伝的小説『血と骨』1920年代、朝鮮移民として済州島から日本に渡って来た金俊平。李英姫を強姦し強引に結婚。その妻や子どもにも暴力をふるい、さらに次々と愛人をつくり、自分中心に脅かしと暴力で生きていく。冷酷で壮絶な人生模様が繰り広げられる。

◆まるで暖かさのない、冷凍庫の中に首をつっこんでいるような気持ちになる映画だった。どうしたらこんな人間になっていくのだろう。当時は荒んだ社会だったのかもしれないが、こんな人間が「生き抜いた」ことが不思議なくらいだ。本能のままに生き、最後は一人、北胸腺の果てで死んでいく。端から見るとさびしく死んでいくように見えるが、本人の心の中はどうなっているのだろう。暴力は暖かいものは何も生み出さない。暖かさがなければ生きている価値を感じない。ビートたけしの演技は迫力があった。彼だからできるのかもしいれない。本当の彼はそうではないのに、役がぴたっと当てはまる。オダギリジョーの演技もいい。