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そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

純愛譜

2006年07月09日 | ラブロマンス/青春

2000年 韓国/日本 120分
■原題「Asako In Ruby Shoes」
■2006.7.8 BS2
■監督 イ・ジェヨン
■出演 イ・ジョンジェ(ウイン)  橘 実里(彩、"朝子")  キム・ミニ()  大杉 漣(彩の父)  余 貴美子(彩の母)

《story》 

「響き合う、二つの魂」

予備校生の彩は、祖母から、自ら息を止めて自殺した祖父の話を聞いて、自分も自殺をしようと思いはじめた。そして死ぬなら、日付変更線の上だと、死んだのが昨日か今日かわからなくなるので、その費用をかせぐためにバイトを始める。インターネットの有料サイトのモデルとなることを決めた。靴を履いた朝子と名のり、出演を始めた。
一方韓国では、しがない公務員のウインは、赤い髪の女に密かに熱をあげていた。そして家では、インターネットであやしいサイトを見ては楽しんでいた。ある日、未承諾広告が入ったメールが届く。そのサイトにつなぐと「靴を履いた朝子」という女性があらわれ惹かれていく。クレジットカードを作り、有料サイトにアクセスして、朝子の姿に見入るのだった。
日本と韓国、まったくつながりのない二人が、インターネットの世界で辛うじてつながった。二人は出会うことがあるのだろうか。

◎まったくつながらなかった二人が、インターネットの怪しい世界でつながった。でも、それはチャットや出会い系サイトではなく、一方的に画面をみるだけのサイト。二人が出会う可能性はほとんどない。しかし、それでは物語ははじまらない。偶然にも自国を出る二人。彩が自分のお気に入りの靴で出演していて、それを覚えていたウイン。靴が二人を引き寄せた。二人の出会い、愛の物語がはじまる。と、物語が始まるまでのお話だった。おもしろい手法だと思った。けれど、それまでのそれぞれの生活がつながっていないだけに、ちぐはぐな感じも受ける。               

タイヨウのうた

2006年07月02日 | ラブロマンス/青春


2006年 日本 119分
2006.7.1 TOHOシネマズ緑井
■監督 小泉徳宏
■出演 YUI(雨音薫)  塚本高史(孝治)  麻木久仁子(母-雨音由紀)  岸谷五朗 (父-雨音 謙) 通山愛里(松前美咲)

《story》

「太陽にあたれない彼女に恋をした」

「彼女は太陽に帰っていった。僕の心に、歌をのこして」


薫は16才の高校生。でも、学校には行くことができない。夜起きて、昼は眠る。太陽の紫外線を浴びると死んでしまう、XP(色素性乾皮症)だった。朝方、日が昇る前、部屋から見下ろすバス停に、いつも孝治はやってきた。薫は、密かに彼を見ることが楽しみになり、次第にあこがれるようになっていった。日が暮れると、ギターを持って駅前に行き、歌をうたった。ある日、薫がいつもの駅前で歌っていると、孝治が通りかかった。薫は孝治を追いかけ、不器用に自己紹介するのだった。二度目はバス停で出会った。そして孝治は薫の歌を聞こうと、横浜までバイクで二人乗りで行くのだった。薫の歌に、たくさんの人が集まった。帰りに二人で海に行った。朝日を見ようと言う孝治に、時間を忘れていたことに気づいた薫は、あわてて家に帰るのだった。そこで、孝治は初めて薫の病気を知ることとなった。そして二人は・・・。

◎少し薫は素人ぽかった。もう少し演技力がほしいところ。でも、ストーリーはよかった。歌えることのすばらしさをあらためて感じた。彼女には歌があった。だから、それを通して、人の心とつながった。「1リットルの涙」では詩や日記を書いていた。それを出版することで生きがいを見つけた。何かをやろうとする、やりとげようとするところに、生きることのすばらしさがあるのだと思う。でも、そこには必ず支える人がいる。その人たちが、彼女のくじけそうになる気持ちを支え、がんばらせて、がんばった感動を味合わせることができる。そんな傍らにいる人こそ、すばらしいと思う。孝治、父親、そして親友の美咲。美咲はビデオまで撮って美咲を喜ばそうとしている。しかも、「してあげている」ではななく、自分も楽しみながらやっているところが自然でいい。世の中には難病がいっぱいあるのだと思った。見えないけど、私の住んでいる町でも、難病に苦しんでいる人はいるんだろうな。

公式サイト「タイヨウのうた」


世界で一番パパが好き!

2006年06月17日 | ラブロマンス/青春

2004年 アメリカ 103分
■原題「Jersey Girl」
■2006.6.17 wowow
■監督 ケヴィン・スミス
■出演 ベン・アフレック(オリー・トリンキ) リヴ・タイラー(マヤ) ラクエル・カストロ(ガーティ) ジェニファー・ロペス(ガートルード) ジェーソン・ビッグス(アーサー) ウィル・スミス

《story》

「すべての女の子の最初の恋人はパパです」

ガーティは7才の女の子。彼女が生まれるとき、母親が死亡。今は父と祖父と生活している。父は愛する妻が死んだショックえお紛らすため、仕事に没頭。しかし、生まれた赤ちゃんとの板挟みで、仕事の大事な場面で大きな失敗をしてしまう。そして宣伝の仕事から追放。いつか復帰して子どもとニューヨークにもどりたいと思っていた。ある日、願いかなってニューヨークの宣伝会社の面接ができることになった。その日は娘の学芸会の日。親子で参加するため、今まで練習してきたのだけど・・・。

◎仕事では波の乗っている時期。子どもを放ってでも・・・という気持ちはよくわかる。感情的になると、何もうまくいかないこともよくわかっている。自分の思い通りにいかないことが多いこともよくわかっている。でも、こうしてお互いに愛する心をしっかり持っていれば、いつか本当に大切なものが何かがわかる。ガーティは賢くてやさしい子だから、まわりの人のことを先に考える。そしてくよくよ考えず、笑顔でいるところがすばらしい。今はパパが恋人でいいけど、いつか本当のの恋人ができるときがくる。でも、きっとうまく周りの人を大切にしながらやっていく。だれもが人の心にやさしく入って快く抱きしめてくれる。そんな暖かさを感じました。

公式サイト「世界で一番パパが好き!」

下妻物語

2006年06月11日 | ラブロマンス/青春

2004年 日本 102分
■2006.6.10 T.V
■監督 中島哲也
■出演 深田恭子(竜ヶ崎桃子)  土屋アンナ(白百合イチゴ)  宮迫博之(桃子の父)  篠原涼子(桃子の母)  阿部サダヲ(一角獣の龍二)

《story》 

「桃子とイチゴの、あまくない友情!」

茨城県、下妻市。たんぼ以外何もない、大きなデパートは「ジャスコ」があるだけ。そんな町のあぜ道を超メルヘンチックな女子高生桃子が歩いている。彼女の父は元やくざのちんぴら。関西のジャージ天国から、桃子親子は祖母がいるこの町にやってきた。桃子は、東京にあるロリータファッションの店に、2時間半かかって通っていた。これからも通い続けるため、かつて父が商売で扱っていた偽ブランドロゴ入りTシャツ、果たして売れるか。そこに現れたのが、50ccバイクに乗ったスケ番少女のイチゴだった。そして、奇妙な二人の関係が・・・・。

◎一度見かけて、「何だこれは」と思って途中で見るのをやめてしまった映画だ。たぶん映画館では見ないだろう。でも、なぜみんながはたすのだろうか、と思って、この機会に見ることにした。すると意外とおもしろかった。感動! とまではいかなくても、楽しく見ることはできた。どうも、ちゃかしながら物語が展開し、最後に感動のシーンというのは好きではない。本人たちにそんな気持ちはあまりないのに、かっこよくおきまりの道のように展開してくからだ。画面の色も好きではない。けばけばしすぎて、落ち着かない。唯一、バイクと軽トラがぶつかって、桃子がスローモーションで飛んでいくシーンはリアル感があった。あの場面はよかった。しかし、あおのあと、起きあがるのは、感動の場面につなげながらちゃかしているようで、すっきりしなかった。「嫌われ松子の一生」も映画館でわざわざ見る気はしない。人をバカにしながら、最後に無理矢理感動の場面をこじつけているような感じがしてならないから。

公式サイト「下妻物語」

佐賀のがばいばあちゃん

2006年06月08日 | ラブロマンス/青春

2006年 日本 104分
2006.6.8 バルト11
■監督 倉内均
■出演 吉行和子(なあちゃん)  浅田美代子(真佐子)  鈴木祐真(明広(中学))  池田晃信(明広(小学))  池田壮磨(明広(小学)) 三宅裕司(明広(成人)) 工藤夕貴(明広の母) 山本太郎(中野先生) 緒形拳(豆腐売り)

《story》

「笑顔で生きんしゃい」

戦後まもない広島で、原爆症で父親を亡くし、兄と懸命に働いて家庭を支えている母親と暮らしていた。しかし、それでも生活はままならず、明広は、佐賀のおばあちゃんの家に預けられることになった。おばあちゃんは、無駄をなくした質素な生活をしていた。歩きながら鉄くずを集めたり、川に流れてくる野菜を拾ったり、貧乏だけど、知恵を出して懸命に生きていた。明広もお母さんに心配かけまいと、必死だった。あるとき明広は、おばあちゃんにスポーツがしたいと言った。おばあちゃんは、「走りんしゃい」。「走る地べたはタダ、道具もいらん」というのだった。半分だまされた気分だった明広は、それでも毎日、運動場を走り続けた。ついには学校で一番速いランナーになった。明広はお金のかからないスポーツ、走ることをがんばった。そんな明広とおばあちゃんの生活は7年も続いた。それまで、一度も母と会うことはなかった。その母が、中学3年のマラソン大会の明広を見に来るというのだった。

◎時間があったので見た。本当は「夢駆ける馬ドリーマー」が見たかったのだが、間に合わなかった。せっかく来たので見た映画だった。でも、それがよかった。敬遠しがちな映画だから、きっかけがないとなかなか見ない。広島とのかかわりもあったので、見て良かった。貧しかったあの頃、でもなんか暖かかった。先生がみんな腹痛になってお弁当を持ってくるシーンなって最高だ。夜、店に押し掛けていって、靴を売ってくれる店。デパートだったらこんなことはありえない。お金や便利さとういのは、そのときはよくても、心は荒んでいくものなのか。反対に貧しくて苦労をする方が、心は豊かで、人と人とが自然に結ばれていくのだろうか。今の時代は、だれかをだれかが追い込むばかり、自分の安全だけが大事で、人のことなんて考えられない。そんな自分が大きく見えてつらくなった。道具がなければ生きることがしんどい。たいぎー時代に、走ること歩くことの大事さを教えてくれた。

公式サイト「佐賀のがばいばあちゃん」

デイジー

2006年06月03日 | ラブロマンス/青春

2006年 韓国 125分
2006.6.1 TOHOシネマズ緑井 with r
■監督 アンドリュー・ラウ
■出演 チョン・ジヒョン(ヘヨン)  チョン・ウソン(パクウィ)  イ・ソンジェ 、チョン・ホジン(ジョンウ)  デヴィッド・チャン[姜大衛] (組織のボス・チョウ)

《story》

「愛を待ち続ける、画学生」
「孤高の暗殺者」
「愛は枯れない」
「花に想いを託して、命がけで愛を貫く」


ヘヨンはオランダの叔父の骨董店で働きながら絵の勉強をしていた。デイジーの花が一面に広がる田舎で絵を描いていた。いつも丸太の橋をわたし、デイジーの野にやってきていた。ある日、その丸太の橋を渡っているとき、足を滑らせて川に落ちてしまった。画材も川を流れていった。再びそこにヘヨンが来たとき、丸太の橋が手すりの付いた丈夫な橋に作りかえられていた。そして川に流したはずの画材が橋にかけられていた。
町に出て広場で絵を描いていたヘレンのところに、自分の顔を描いてほしいとジョンウがやってきた。ヘレンの家にときおりデイジーの花が届けられていて不思議に思っていた矢先、彼が届けてくれているのだと思い始めた。二人が広場で出会っているところを遠くから見つめる一人の男がいた。殺し屋のパクウィだった。デイジーの花をヘレンに届けていたのも、田舎で彼女を見て一目惚れしたからだった。しかし、彼はそれを知らせることなく、ヘレンはジョンウを愛し始めるのだった。

◎切ない映画だった。殺し屋であったことが悲劇の始まりのような気がした。そうでなかったら、こんな悲しい結末にはならなかったことだろう。それがわかっていただけに、そばにいられることだけで幸せだった。本当は遠くから見守るだけでよかったのに、運命は愛を育みながらも悲しみのゴールを作っていった。
多くを語らず、動きと場面で心の言葉を語る。それだけにいつも切ない。純粋過ぎて人の温かさをいっぱい感じるだけに、その切なさも深く大きい。でも、たとえ悲しみで幕を閉じようとも、愛が本物であること、心が温かさで満ちあふれていること、ただそれだけで幸せであるような気がする。

公式サイト「デイジー」

チルソクの夏

2006年05月31日 | ラブロマンス/青春


2004年 日本 115分
■2006.5.31 wowow
■監督 佐々部清
■出演 水谷妃里(遠藤郁子) 上野樹里(杉山真理) 桂亜沙美(藤村巴) 三村恭代(木川玲子) 山本譲二(郁子の父) 高樹澪(26年後の郁子) 淳評(安大豪)

《story》

「あの夏の出会い、初恋、友情、そして別れ」

1977年、下関と韓国の釜山は高校生の親善陸上競技大会を年に一度七夕の日に開催していた。郁子たち4人も選手に選ばれ、釜山に向かった。会場で出会ったアン君は郁子に一目惚れして、夜中に抜け出し郁子の宿舎にやってくる。まるでロミオとジュリエットような出会いだった。二人は文通することと、来年七夕(チルソク)の日の再開を約束するのだった。しかし、郁子の父親は朝鮮人との文通に激しく反対した。またアン君の母親も戦争で叔父を日本兵に殺された過去があり、息子の受験のこともあって、文通をやめるように郁子に手紙を書くのだった。下関で開催される親善陸上競技大会で二人は再開できるのだろうか。

◎二つの国の過去、それは未来を生きる人々にも重くのしかかっている。しかし、親善大会が行われるのは、新しい未来を作ろうとしているから。ただただ重く、歪み、砕かれていくのではなく、さわやかな青春の一部としてとらえ、そして純粋な人を想う心で乗り越えていこうとするところが感動的だ。おたがいを責めるわけではない。おたがいの背景も受け入れながら、国境を感じない人の結びつきが、どんな争いごとのなかでもきっと大きく輝いて、力になっていく。小さな二人の恋だけど、戦争をなくしていく大きな原動力だと思う。メールも携帯もない。だからこそ、結ばれた心は強く深いのかもしれない。

公式サイト「チルソクの夏」


イルマーレ

2006年05月27日 | ラブロマンス/青春


2000年 韓国 96分
■2006.5.27 BS2
■原題「時越愛(シウォレ)」 
■監督 イ・ヒョンスン
■出演 イ・ジョンジェ(ソンヒョン) チョン・ジヒョン(ウンジュ)   チョ・スンヨン  ミン・ユンジェ  キム・ジム

《story》

「海辺の家で受け取ったのは、未来から出された
  消印のない手紙・・・」 
「それは決して逢うこともふれあうこともできない
  恋の始まりだった---」

1999年、ウンジュは失恋をして、住み慣れた家から引っ越すことにした。そのとき、家の前のポストに、次の住人のために手紙を入れる。その手紙を受け取ったのは、1997年を生きているソンヒョンだった。そのポストは2年前のウンジュと2年後のソンヒョンを結びつけていくのだった。ソンヒョンは、自分を知らない自分と同じ時代を生きる、ほかの人を恋しているウンジュに出会う。そして次第に恋が芽生えていく。ウンジュも恋の相談をソンヒョンにするようになり、特別な存在へと変わっていくのだった。二人は出会うことができるのだろか。

◎時間のズレをうまく使った物語になっていると思う。20年30年というズレではなく、2年というズレが何とも言えない。二人が結ばれる時間だ。海の家も恋の舞台としては最高の場所だ。ただ、時間のズレは、よく考えてみるとほころびが出る。なんかおかしいなと思ってしまう。しかし、それを考えないで、ハッピーエンドになって幸せな気持ちで、映画を見終われたら、それでいいんじゃないかな。ポストが、もしかしたら、この家が、二人を時間を超えて結びつけてくれたんだ。


海猿 ウミザル

2006年05月15日 | ラブロマンス/青春

2004年 日本 120分
■2006.5.15 T.V
■監督 羽住英一郎
■出演 伊藤英明(仙崎大輔)  加藤あい(伊沢環菜)  海東健(三島優二)  香里奈(松原エリカ)  伊藤淳史(工藤始) 藤竜也(源太郎 主任教官)

《story》

「カッコつけてちゃ、命はすくえない」
「全海上保安官中、わずか1%のみが到達できる潜水士」


広島の呉にある海上保安大学校を舞台に物語は展開していく。
仙崎は、海難救助最先端で働きたいという思いで、同じ仲間と14人で50日間の厳しい訓練に望む。バディーを組んだのは工藤。彼は思いは人一倍あるのだが、なかなかみんなについていけない。仙崎は、工藤を勇気づけながら、休日をも使って練習するのだった。
呉の街で出会った環菜、偶然にも出会う機会に恵まれ、二人はお互いに惹かれていく。ある日、工藤とナースのエリカ、そして環菜でダイビングにでかける。そこで思わぬ事故が起きてしまう。仙崎の夢は揺らぎ始めるのだった。
海底40m、酸素ボンベは1つ、自分とバディーの二人だけ。さあ、どうする。この問いかけにどう答えたらいいのだろうか。

◎呉の街・・ということで親近感があった。それに難しい心の変化ではなく、一途な気持ち、純粋な気持ちだから、さわやかに鑑賞できる。「ありえないよ。現実には・・」そんな声が聞こえてくるけど、理想とする夢だから希望だから、それが目の前に展開されていくことが何より楽しくてうれしい。三島と二人のバディーの関係だけでなく、それを取り巻く仲間の思い、支え合い、そして厳しい中でみんなを包む鬼教官、ありきたりの筋書きかもしれないけど、こんな映画が大好きだ。

公式サイト「海猿 ウミザル」

バンジージャンプする

2006年05月14日 | ラブロマンス/青春


2001年 韓国 101分
■原題「Bungee Jumping of Their Own」
■2006.5.14 wowow
■監督 キム・デスン
■出演 イ・ビョンホン(ソ・インウ) イ・ウンジュ(イン・テヒ) ヨ・ヒョンス(イム・ヒョンビン) ホン・スヒョン(オ・ヘジュ)

《story》

「きっと、あなたは私を見つける」

大学2年生のソ・インウは、夕立の日に、自分の傘に飛び込んできた女性イン・テヒに一目惚れする。インウのひたむきな行動に、テヒも惹かれていき、二人は恋に落ちる。インウは兵役のため、出発の日に駅でテヒと待ち合わせをする。しかし、テヒは駅に向かう途中、事故にあい死んでしまう。
17年後、インウは結婚して高校の教師となってある高校に赴任する。その自分が担任するクラスで、ヒョンスという男の子にテヒを感じる。

◎生まれ変わり、転生は、さまざまな映画やドラマで扱われる。しかし、それが高校の男子生徒であり、真面目に物語が展開するところがすばらしいと思う。多くを語らず、映像の場面で伝えていくところが、韓国映画の特徴だと思う。そして、「えー」と思われるような内容も真面目に語るところが惹きつけられるところだ。たまにリアル過ぎて、そこまで表現しなくてもいいのにと思うこともある。今回も、なぜ最後に死ななければいけないのかわからない。新しい人間として生きてきたのに、これからもそうできるはずなのに、あえて二人で死を選ぶ理由がわからない。また、二人が男女の関係で生まれ変われるとは限らない。愛の究極の姿かもしれない。しかし、インウの子どもや奥さん、ヒョンスの家族のことを考えると、きっと納得できないことだろう。

公式サイト「バンジージャンプする」