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【AWS】前回書き忘れてた

2017年08月02日 23時16分11秒 | 素人がAWS
前回、EC2とAMIについて触れようとしてたらAMIのこと何も書いてなかったですね。。。

◆AMIとスナップショットがバックアップに必須


AMIはAmazon Machine Emageの略です。

これはEC2インスタンスを作成するのに必要なOSの構成情報(OSの種類・バージョン、32bit or 64bit、使うボリュームの種類など)です。

いうなればOSの独自テンプレートみたいなもの(とミナミは思い込んでる)です。

なので後で触れるAuto Scaling(自動でインスタンスを増やす機能)も、AMIをもとにインスタンスを作成しています。

さて、もうひとつ忘れちゃいけないのがスナップショット。

名前だけでピンとくる人もいると思いますが、これは起動中のOSの中身というべきEBSボリュームのバックアップです。

AZやリージョンを超えて別にEC2インスタンスを起動させたい場合、このスナップショットとAMIを使うと簡単にできます。


ただ、スナップショットがOS(のボリューム)のバックアップだとすると、スナップショットを取得(=保存)て時間かかるんじゃないの?それまでOSはどうなるの?停止?

という疑問がでると思いますが、優秀なことにスナップショットを取得中もOSは稼働させ続けることができます(さすがにパフォーマンスの影響は皆無じゃないと思いますが)

また、パッチ世代によってスナップショットも世代別に管理したい場合、

例えばAというパッチをあてた状態でスナップショットを取得し、そのあとBというパッチをあててスナップショットを取得すると、2回目のスナップショットは増分(つまりBの分)だけがスナップショットとして保管されます。

が、この後1回目のスナップショットを消してもちゃんと2回目に1回目の分もマージされます。


お金の話をするとAMIは無料です。スナップショットは1GBあたりいくらで従量課金されます。つまり保存し続けると毎月お金はかかります。



◆優秀っぽく見えるS3


さて、続いてストレージの話にうつります。

AWSを代表するストレージがAmazon Simple Storage Service(以下S3)です。

  ・・・わざわざ頭文字をSで統一しようとしたのか、たまたまそうなったのか誰もが疑問に思うのでは

名前はさておき、このストレージの代表的な売り文句は

・容量無制限(ただし保存サイズで課金額は増えていく)

・1ファイルあたりのサイズは5TB

・保存すると勝手に他のAZのストレージへコピーし、冗長化も心配ない

・暗号化もオプションで選択するだけ

あたりでしょうか。実は従来のストレージではこれらは結構コストのかかる話だったので(もちろんS3もお金はかかるが)、自前でストレージを購入せずにこれらが実現できるのは非常に楽ちんじゃないかと思いました。

デメリットも一応あります。それが結果整合性というポリシー。

これは「格納されたデータは時間はかかるがそのうち同期される」ということ。

例えば誰かが格納したデータに対して、別の誰かが参照しようとしても、必ずしも最新とは限らない、でも時間がたてば最新になってる、という曖昧なもの。

実はS3に格納したデータはブラウザからURLで直接アクセスできます。が、アクセスして得たものが必ずしも最新の状態のものではない、というトレードオフがあります。

ちなみに使い方は、まずS3の中にバケットというものを作ります。これはフォルダだと思えばOK。そこに格納されたファイルはオブジェクトと呼びます。

また、アクセス権限はバケット単位(これをバケットポリシーという)、オブジェクト単位(ACLという)などで設定できます。


そして、最初に書いたスナップショットはS3に保存されます。ただしスナップショットは他のオブジェクトと違ってURLからアクセスしてDLはできないです(たぶん)。


S3に格納したオブジェクトはバージョン管理もされており、勝手にバージョン別の差分を作ってくれます。


それに対して、というわけではないですが、利用料金がS3の3分の1のストレージがあります。それがGlacierです。Glacierは氷河という意味です。

これは安い代わりにアップロード、ダウンロードでそれぞれ課金されます。またダウンロードの速度も遅いです。なので滅多にアクセスしないアーカイブデータの保存に向いています。



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