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エマ2

2005年05月10日 15時55分22秒 | Weblog
【人物紹介続き】
ハキム・アタワーリ:インドのマハラジャのボンボンでウィリアムの友人。その育ちゆえに破天荒な性格で、ロンドンの街中を象に乗って移動したり、邸の中を自動車で走ったりする。
エマに一目ぼれし、積極的にアプローチするが、エマとウィリアムが惹かれあっていることを知りあっさり身を引いた。
エマが田舎に戻ることを決めたときには、ここに残ってウィリアムとの恋愛を成就するよう勧めたりもした。その後もジョーンズ家に居着いていたが、ウィリアムがエレノアと婚約したため帰国したようだ。

オーレリア・ジョーンズ:ウィリアムの母。上流階級の出身。若い頃は社交が苦手で、パーティーでも知らずに周囲の顰蹙を買っていた。同じく成り上がり者という理由で顰蹙を買っていたリチャードからプロポーズを受けあっさり結婚。しかし社交が苦手な性格は変わらず、三男のコリンを生んだ後に、肺病ということで田舎に療養に行かされてしまう。以後はミセス・トロロープの愛称で限られた友人たちとしか交際をせず、ロンドンのクリスタルパレスを模した屋敷で東洋趣味にこだわる。
友人のメルダース夫人ドロテアに付き添っていたエマを一目で気に入り、後日ロンドンで再会した際にはパーティーのお供にしてしまう。しかしパーティー会場でエマとウィリアムが再会した時の様子から二人のことを察した。
女性としてのたしなみはまったく出来ず、特技は園芸。

グレイス・ジョーンズ:ウィリアムの妹。しっかりもので周囲の異性・同性問わず人気があるようだ。性格は大人で、ウィリアムがエマとの交際を話したとき、ジョーンズ家の人間の中で唯一反対意見を述べなかった。

アーサー・ジョーンズ:ウィリアムの弟。在籍するイートン校では監督生として、後輩を指導する立場になるほどの優等生。上流階級としてのプライドも高く、自身の置かれる立場に疎いウィリアムに辛辣な言葉をぶつける。

ヴィヴィアン・ジョーンズ:ウィリアムの次妹。幼い分、兄弟の中では一番感情的で、エマとの交際には猛反対。エマがウィリアムを訪ねてきたときには、身分の違いをきっぱりと告げる。ハキムに一目ぼれ。

コリン・ジョーンズ:ウィリアムの末弟。まだ幼い子供。

スティーブンス:ジョーンズ家の執事。リチャードが若い頃から仕えている。

ヴィルヘルム・メルダース:ドイツ出身の貿易商でハワースという田舎に邸宅を構えている。エマの新しい雇い主。イギリスの上流階級に対しては腹立たしい思いをさせられてきたこともあり、エマとウィリアムの関係に対しては中立的な態度をとる。エーリヒとイルゼという子供がいる。

ドロテア・メルダース:メルダース夫人。ドイツ出身のためイギリスの階級社会にどっぷり浸かっているわけではなく、むしろ奔放な性格。汽車の中で偶然乗り合わせていたエマを雇った。その後エマがメイドにしては教養が高いことに目をつける。ウィリアムがメルダース邸を訪れた際、エマとウィリアムが抱き合うシーンを見て興奮、二人の関係を応援する立場となる。

キャンベル子爵:エレノアの父。権威主義者で、自分がコケにされるのをなにより嫌う。ジョーンズ家との縁談をそれほど快くは思っていないようだ。爵位を持たないジョーンズ家を低く見ており、リチャードと握手した後、はめていた手袋を捨てている。

モニカ・ミルドレイク:伯爵夫人。エレノアの姉で、妹を溺愛している。ウィリアムとエレノアの中途半端な関係に怒り、ウィリアムのところに直接怒鳴り込みにいくが、結果的に2人の婚約のきっかけになってしまった。

ターシャ:メルダース家に仕えるメイド。エマが田舎に帰るために乗った汽車で居合わせ、それがきっかけでエマもメルダース家に仕えることになった。ドジでお調子者。

アデーレ:メルダース家のメイド長。クールで他のメイドたちをよくしつけている。切れ長の目が印象的。

ハンス:メルダース家の召使。ドイツからやってきた。見た目はワイルドなナイスガイだが粗野なところもある。エマの正体を気にかける。

エマ

2005年05月10日 12時07分24秒 | Weblog
この前たまたまネットでこの漫画の記事を見かけて、ちょっと気になったので5巻一気に買い揃えてしまった。先週はアニメも見た。

作者のHP「伯爵夫人の昼食会

やばい。久々にはまりそうだ。

内容は、19世紀のイギリスを舞台にしていて、上流階級のジョーンズ家の長男・ウィリアムと、彼の元家庭教師・ケリー・ストウナーの家でメイドをしているエマの恋愛の話。

【人物紹介】
エマ:幼い頃に両親を失い、親戚のうちでこき使われていたところを人攫いに攫われロンドンに連れて行かれる。しかし脱出して以後、数年間浮浪児として生活していたところをたまたまケリー・ストウナーに拾われて、そこでメイドのイロハを教わる。美人で清楚で控えめで賢明だからもてまくるのだが、全然男性に興味を持たない。だがなぜかウィリアムはすぐ好きになってしまったようだ。
ケリーの死後、ウィリアムとの恋を身分の差ゆえに諦め、彼に告げられないまま汽車で田舎に帰ろうとした。しかし、偶然汽車で乗り合わせた貴族・メルダース家でメイドとして雇われることに。
新しい場所で、エマは多くの仕事仲間と働く中でウィリアムを忘れようとするが、どうしても忘れることができない。
そんなある日、メルダース家のドロテア婦人のお供でロンドンに行くことに。そこでドロテアの友人であるミセス・トロロープ(実はウィリアムの母)のお供で貴族のふりをしてパーティーに参加することになった。そしてパーティー会場でウィリアムと再会。なんとウィリアムには婚約者がいた。気絶するエマ。しかし、パーティーの後に再びお互いの感情を確認しあうことができた。たまたまミセス・トロロープにも見つかりすべてを告白する。
メルダース家に戻ってからはウィリアムと頻繁に文通をする。以前と違い快濶な性格に変わったエマを怪しむ仕事仲間たち。そんなある日ウィリアムがメルダース家を訪れた。そしてメルダースにすべてを打ち明ける。

ウィリアム・ジョーンズ:ジョーンズ家の長男で、父の仕事を手伝っている。のんびりした性格で、社交嫌い。14年ぶりに恩師のケリー・ストウナーを訪ねたところからこの物語は始まる。エマに一目ぼれしたウィリアムだが、ケリーの死後にエマがいなくなってしまったため、上流階級に徹して生き、最後にすべてを捨てることでこの社会に復讐しようと誓う。
以前とは打って変わって仕事に打ち込み、社交もこなし、それまで眼中になかった子爵家の三女エレノア・キャンベルとも婚約するが、パーティーでエマと再会、焼けぼっくいに火がついた。そこでエマから、突然いなくなった事情を聞いたウィリアムは、婚約したエレノアをほったらかしにして、頻繁に文通をするようになる。
そしてエマの雇い主であるメルダース家を訪問。メルダースにすべてを打ち明けた。

ケリー・ストウナー:18歳で結婚し、20歳で寡婦となった過去を持つ。幼い頃のウィリアムの家庭教師をし、その後たまたま知り合いの貴族が使っていたエマに目をつけ、自宅のメイドとして雇う。勘が鋭く、性格は厳しい。ウィリアムはケリーが苦手なのだが、ケリーは二人の恋愛を影ながら応援しており、エマがウィリアムとデートに行くときには自分の服を貸してあげたりしている。しかし病気で他界。

リチャード・ジョーンズ:ジョーンズ家は産業革命によって成り上がった新興の家柄。若き日のリチャードはその3代目として、社交界に食い込もうと努力するが苦労したようだ。しかし努力の甲斐あり、この物語が始まったときにはジョーンズ家は社交界でも名の通った家柄となっている。社交に向いていない妻を田舎に無理やり”療養”に行かせるなど、ドライな面もある。
そういう経緯があるためウィリアムとエマの交際には猛反対。子爵家の三女エレノア・キャンベルをウィリアムとくっつけようとする。結局その縁談は婚約まで漕ぎ着け、狙いは成功したかに見えるが…。

エレノア・キャンベル:キャンベル子爵家の三女。社交界にデビューしたばかりで、まだ少女のあどけなさが残る。ウィリアムに一目ぼれし、慕い続ける。ウィリアムと二人でオペラを見に行ったときに想いのたけを告げ、結果的に婚約することができた。ウィリアムの妹・グレイスを姉のように慕っている。

とりあえずここまで