アカネさんシリーズ001 恋のタイムマシーン 136アンパンはやめろ! 元警視庁敏腕刑事・白岩は、やはりおいしいアンパンより、らりってしまうアンパンを想像した。 「それは、歌舞伎町でも行かないと手に入らないぞ」 と、親切にも教えた。 もし、アンパンじいちゃんが新宿まで行ったら、どうするというのだ。 認知症だというのに……。 彼は夜中に、甘いもののために、盗みに入ってしまうほどなのだ。 そんなことも知らない白岩はいう。 「みろ、アンパンなんて、常習したら、あのようによだれを垂らして、目がとろんとしてしまって、骨もボロボロで歯が一本もないじゃないか! 青少年諸君に、アンパン、つまりシンナーの危険さを知らせてやりたいものだ」 と、ニヒルに決める。でもね! アンパンじいちゃんは、もう八十八歳なんだよ〜ん。 歯がなくっても仕方ないでしょう。 アンパンじいちゃんは、何たって! 甘党。 「何も問題はないか! ここは公的な施設だからな。そんなものを与える人もいないだろう」 と、白岩はいった。 「あの、どなたでしょうか」 永山が白岩にきいた。 「ああ、わたしは、その……」 茜の研究室には、オカネスキーが開発研究したDNA探知器私設警察犬ポチがある。 それを使って白岩は茜を捜査していたのだ。
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