磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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036 もう一方の世界では…

2007年12月13日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


二章、異次元はオカマさんワールド!




036 もう一方の世界では…


「しかし、待って
よ。このままいたら、世界格闘技戦よ。逃げださなくっちゃ……」

茜はオカネスキーの研究室に走る。

「とっとっ、こんな世界はおさらばだわ」
と、マシーンに乗り込む茜。

「よーし!」
スイッチをいれた。



--もう一方の世界。

つまり、こちらの世界でも、大変なことになっていた。

大きな音に気がついた主任メイドの中根はオカネスキーの研究所に走った。

「また、きっと、あのドアホのオカネスキーのせいだわ」

今度こそ、お嬢様にいって、解雇してもらうわ。

中根はきつい顔をして、ドアを開けた。

「あら、お嬢様、どうなさったのですか」

中根は砂だらけになっている茜を見ていった。

「ええ、なんでもないんだ。ただ、世界格闘技戦のことを考えていたんだよ……」

茜は低音の声でいった。

「お嬢様、今、何か言われましたか」

世界格闘技戦なんて、この世界の茜には考えられないことである。

しかし、人生いろいろ、茜もいろいろ……。

パラレル世界もいろいろなのである。

「なにって、中根」

茜は顔を上げた。そして、表情をくずしてニッと笑った。

「どうしたんだね、中根」

「どうしたって、そんな茜お嬢様、わたしはどうもしてませんわよ」

「どうしてもないって、そんな男っぽい恰好をしてどうしたんだ」

茜はお腹の底から、大笑いしていた。

「男っぽい恰好って……。お嬢様、どうかなさったのですか」

中根は茜お嬢様はおかしいおかしいと思っていたが、ついに来るときが来たのかしらと思った。

茜がきいたら、おこるだろうけど、中根は大人だから、決して口に出さない。








閑話休題

パラレル・ワールド

眉村卓さんの小説が、

おもしろかったのを思い出します。

パラレルとは並行。

パラレルバーとは平行棒。

--この世界に似た世界。

ほとんど同じだけど、

少し違う世界がある……。

その世界の君はどうしているのでしょうか?

そこの世界の君は宝くじをあてて、

今ごろ世界旅行をしているかもしれない……。











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