006 いけすかない女！

あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 一章、マン・リブ 006　いけすかない女！ 「なるだろうねえ、私も、もしそんなことがあったら、困っちゃうわー」 気の抜けた上ずった声でいった。 「何を、下手な関東弁つかってるの。関西弁でいいっていっているでしょう。方言は忘れないほうがいいのよ」 「方言って、関西へいったら、関西弁が日本語やで」 「あのね、関東でも関西弁も日本語だよ」 「そうでした、そうでした」 立っていた人たちも座った。 「聞いた、百合子と小沢さんがつきあっているんですって」 ……話題が変わった。 「うそー！　小沢さんって悪趣味ね」 「そんなこというものじゃないわ。っていっても、本当ね」 「そうでしょう、そうでしょう。でもね、百合子ったら、小沢さんの前では媚（こび）売っているのよ」 「お母さん風に言わせたら、ぶりっ子ね。まだ、そんな人類がいたのね」 「いるのよね、後ろから蹴りを入れてやりたいくらいよ」 「蹴ってやればいいのよ、そうしたら本性をみせるんだから」 「本性を見せたら、小沢さんも百合子がいやになると思うわ」 「蹴られたら、だれでも怒るんが当たり前とちゃうん？」 「そうかしら？　わたしはそう思わないけど……」 「ほんなら、蹴ったろうか？」 「まあ、言葉のアヤってものよ」 「あの人って、いけすかない女よね」 閑話休題 異性に好かれる女性は、 同性に嫌われるという人がいる。 －－京都に住んでいるときは、 嫌いが増えると、生きづらくなる、 楽しくなくなるというので、 好き好きだったなあー。 まあ、嫌いになったら、 ボク自身が損をするらしい……。 近所のおばあちゃんにならいましたが……。 この話の続きはまた明日……。 下、クリックお願いします。 人気blogランキングへ ありがとうございます。