磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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未確認原爆投下指令-フェイル・セイフ-

2008年01月09日 | 読書日記など
『未確認原爆投下指令-フェイル・セイフ-』
    E・バーディック&H・ウィーラー(著)/
      橋口稔(訳)/東京創元社1980年、1982年6版

テレビ・ゲームのようなことで、人の運命や人生を狂わされては本当にうんざりな世界です。こんなことがない社会にしてもらいたいものです。自分でも、やれることはやりたいと思っています……。



「偶発」、それによって核戦争が起こるかもしれない。
そんな危険なことは、現実にもあったことも報道されていますね。

それだけでなく、技術的なことでも、もう少しで核兵器が発射されかけたことも……。

これからいっても、核兵器の姉妹といえる原子力発電も、事故がおきないなんてことは100%ないですね。

それなのに昔は『安全神話』がつくられていました。
絶対事故は起きない……。
--そんなことはやはりなかったですね。

現に何度も臨界事故があり、日本ではそれを隠し続けてきた……。
横道にそれました。m(_ _)m


この文章で、どういうストーリーかおわかりになるでしょう。下「」引用。

「アメリカ戦略空軍司令部のコンピュータが未確認飛行物体を発見した。警報が発せられ,ただちに20メガトンの核爆弾を積んだ爆撃機がソ連国境に向かう。やがて飛行物体はコースをはずれた旅客機と判明,爆撃機に帰還命令が伝えられた。ところが続々と方向転換を始めるなか,なぜか一編隊だけが向きを変えず,そのままソ連国境を越えてしまったではないか。このままでは核戦争を引き起こしてしまう。大統領はすぐクレムリンにホット・ラインをつなぐよう命じた。偶発戦争の恐怖に全世界を哀感させた問題作。」


グロートシールの父は、腕のたつユダヤ人外科医。
そして、アメリカで苦労す。
移民後二年間は医師の仕事はできないという。
その息子は、勝利者として、ドイツの地を踏む。
差別するナチス・ドイツの人間に、ユダヤ人であると恐怖を与え快感をえる……。

1962年に、アメリカで刊行されベスト・セラーとなった小説。

そして、単なるSFではないという。下「」引用。

「『未確認原爆投下指令』は、核兵器をめぐる軍事上の問題だけでなく、政治上の問題についても深い洞察を加えているところに一つの特徴がある。そのために、サイエンス・フィクション(SF)であると同時に、ポリティカル・フィクション(PF)の要素を強く持っているのである。」

映画にもなったという。
ヘンリー・フォンダがアメリカ大統領役。


未知への飛行 -フェイル・セイフ-








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