磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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044 きみの人生はきみのもの!

2007年05月23日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

二章、首つりの木の下で




044 きみの人生はきみのもの!


「ふーん、おじさんって、子どもが自分にとって都合がいいなんて、悪い親じゃないの!?」

「そうその通りだよ。悪い親だったんだよ。熱心で、不幸な人を助けて、自分の生活も返りみない庶民の正義の味方なんて言われていた」

「おじさん、何か格好いいじゃん」

「それが、間違いだったってことさ。自分の子どものことは、いくら仕事があっても、きちんと見てあげないといけなかったんだ。“よい子”であったら、それでいいなんてことはないんだ」

「ふーん、子育てって難しそうだなあー」

「何をいっているんだ。まだ子どものくせに」
笑うソーリィー。

「“よい子”なんて、止めようと! 学校をさぼったし、今日からぼくは悪ガキさ」

「悪ガキになることもないさ。悪いことを好んでするのも、それも不幸なことじゃないか?」

「それもそうだなあー。だったら、どうしたらいいの?」

「親に褒められたいから、そうするんじゃなくって、自分のしたいことをすること。きみの人生はきみの人生なんだよ。親のことなんて、どうでもいいんだよ。成りたい自分になることだよ。それで“よい子”と言われるなら、最高だろうなあー。でも、そのときには、簡単に死のうなんて思わないことだろう。なぜって、それは自分に自信があるからじゃないだろうかあー。人がどう思おうと、自分はこうだ! と思えることがあることは強いことだと思わないかあー。人のために生きているのではなく、自分のために生きてみるんだよ。きみの人生はきみの人生だからね」


そうあって欲しかったとソーリィーは思っているんだろうと少年は思った。

日が暮れていた。

「じゃ、僕、帰るね」
「その方がいい」
と、ソーリィーは笑っていた。







閑話休題

このソーリィーの家はペットじゃないけど。

親が子どもをペットにしてしまう。

金持ちの家では、それでいがみあっている

方たちを、何軒も知っています。

「してあげたでしょう!」

と、親は子供を非難。

だけど、外から見ていると、

「して欲しくなかったのに、

してあげたでしょう!」

という押し付け親が多いですね。









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