磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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043 “よい子”病

2007年05月22日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

二章、首つりの木の下で




043 “よい子”病


価値観は心にあるんだ。だから、ないと思えばなくなるし、あると思えばあるんだ。何か、騙されたような気もするけど、本当のことかもしれないと思う。

「“よい子”病というのを知っているかい」
ソーリィーは笑っていた。

「“よい子”病? よい子がかかる病気のこと?」

「そうじゃない。よい子は病気ってことさ。まったく、ひどいことを言うだろう」

「そうでもないと思うけど、普通の大人は言わないだろうなあー」

「“よい子”病というのは、大人がつくりあげた病気なんだよ」

「大人が?」

「そのとおり、でも、誰でもがかかる病気でもない」

「どんな病気なの」

「きみのように、真美のように自殺してしまうような“よい子”のことなんだよ」

「ぼくのことかあー。あの、どうしたら、その病気はなおるの?」

「それより、どうして“よい子”って言われるか知っているかい」

「どうしてって、それは悪い子じゃないからだよ」

「“よい子”って決めるのは子供かなあー」

「大人ですよ」

「そう、大人だよねえ。大人にとって都合のいいのが“よい子”というわけだ」

「大人にとって都合がいいのが、“よい子”。なんか、よい子ってバカみたいじゃないか」

「そうかもしれないね。真美も“よい子”だった。わたしの都合のいいように育ってくれたってわけだ」

「ふーん、おじさんがしちゃったってことなの」

「それもある」







閑話休題

【動画ニュース】たぶん期間限定。

歌の力で拉致解決を【47ニュース】2007年05月20日

北朝鮮に拉致された被害者家族のご努力、

そして、一日も早い帰還を、

ボクも祈っております。












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