3 バシャールによれば、2012年からすでに変化は始まっている?バシャールの予言とは?
バシャールはこのような、ある種の「生き方、考え方の指針」の発言だけではなく、将来や未来についての「予言」もしています。それは以下のような内容です。
・いまは自分と異なる周波数の世界も経験できている。
・しかし、2012年から始まる分化が始まり、それは2015年からさらに加速する
・すると、自分の周波数以外の世界を経験することは、難しくなっていく
・2033年から2050年には、自分が選択した周波数以外の世界のことはほとんど聞こえなくなる
・2100年には、自分が選択した周波数以外の世界は体験できなくなる
・これはその体験が、ポジティブでもネガティブでも関係ない
ということで、正直かなり難解です。そもそも「周波数」とは何を指しているのか、ということですが、同じく「周波数」という言葉をどのようにバシャールが表現しているかということで、それに関するメッセージを抜粋してみます。
「自分は誰か」という存在の表現が「ワクワク」である。自分の存在の周波数を肉体的なレベルに翻訳するとワクワクという気持ちになる。
すべてのものがエネルギーであり、ある種の周波数で振動している。したがって自分の現実の中にひきつけることができるのは、自分と同じ周波数のものだけである。
これでもまだ難解ですが、何とか理解可能なように意訳してみると、周波数とは言ってみれば「自分の価値観とそのフィルターを通したものの見方」と言えそうです。
仮にそうだとして、先の予言をもう1度振り返ると、バシャールが言っているのは「今は自分の価値観以外のことについても受けいれられているが、2012年以降それができなくなり、2100年にはそれを全く受け入れられない人間と、その人間が作った世界になる」ということに読み替えられます。
ここで現実に目をやると、アメリカ国民が選択した「アメリカ第1主義」と言い、イギリス国民が選択した「EU離脱」と言い、明らかに「全体の=他国の価値観を受け入れない」国が増えてきています。それは「他の価値観を受け入れないテロの頻発」にも現れています。
また個人レベルに目を向けても、本来は障害であり、病気に分類されるはずの「コミュニケーション障害」というものが、普通の健康な人間が少しコミュニケーションが苦手なだけで「コミュ障」と称され、そして本人もそれを違和感なく受け入れて自己紹介に使ったりしている、という状況は、自分の価値観しか受けられない性格や態度が社会的に認知され、肯定され始めている、ということだとも言えます。
バシャールの予言はそのように考えてくると、どんどん世界も、社会も、そして個人も「閉じていっている」ということへの警鐘なのかもしれません。そしてそれを今のうちに何とかしなければならない、と警告しているのかもしれません。
4 バシャールをこんな風に受け止めて生活してみたら?
このようなバシャールのメッセージですが、こういう一連の言葉を、特にUFOも信じない人たちはどのように受け止めたらいいのでしょうか。
ダリルが単なる詐欺師か妄想家だと捨ててしまうには、あまりに発言内容が的確です。とは言え、オリオン座の近くのエササニ星という設定には、正直戸惑う人も多いでしょう。
そんな人は、バシャールの言葉を以下のように受け止めてみたらいかがでしょうか。
4-1 宇宙人ではなく、地球のどこかの哲学者が話していると思って聞いてみる
バシャールの発言がエササニ星人の発言ではなく、生きていても、亡くなっていてもかまいませんが、どこかの国の哲学者の発言だととらえることです。
それくらい、バシャールのメッセージは今の人間に対して、有益な方向性を示してくれていると思われます。
そうとらえることで、自分の人生が豊かになったり、考え方がポジティブになったり、生きやすくなったとしたら、それはそれで十分に価値のあることではないでしょうか。
4-2 どれか心に留まる言葉を1つ選んでそれに従って暮らしてみる
それが受け入れられたら、次にバシャールのメッセージの中から自分の気持ちにフィットする言葉を1つ探してみましょう。
その言葉を自分の心の中で反芻することで、生きる希望が湧いたり、折れかけてた心が復活したり、現実の困難に立ち向かえたりすれば、それは十分にバシャールのメッセージを体現していることですし、そうなれば、それが宇宙人の発言だろうと、日本のお坊さんの発言だろうと、あまりそこには意味はなくなります。
要は、このメッセージを読んで、自分が生きやすくなるかどうか、ということです。