バシャールについて学ぶ。
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1980年代にダリル=アンカというアメリカ人が、交信できるようになった宇宙人ということです。
ここまでならただのUFOと似た、ちょっと眉唾気味の話ですが、そのバシャールの交信によって発せれる言葉が、非常に「深い」のです。
まるで今の日本、今の世界を見ているかのように、悩める心にフィットして、それによって今、ある種のブームになっているのです。
ここでは、そのバシャールがいったい何者で、どのような発言をしているのか、そしてスピリチュアルに敏感ではない人でも、その言葉とどう付き合ったら、自分にとってプラスになるのか、といったことについてご紹介します。
1バシャールはオリオン座近くにいる宇宙人?
1-1 バシャールは惑星「エササニ」に住んでいる
バシャールについて書かれた資料、および交信内容によってわかるのは、バシャールは宇宙のオリオン座近くの惑星であるエササニという星に住んでいる宇宙人ですが、誰か特定の個人ではなく複数のエササニ星人の意識が合わさったような存在ということです。
さらに、ある意味「生身の宇宙人」ではないので、エササニを実際に目で見ることはできません。そういうことなので、エササニ星人は、地球人のように個人個人の名前を持たず、言葉ではなくテレパシーで会話をし、意思やメッセージを交換しています。
バシャールという名前も本名ではありません。後で説明しますが、バシャールと交信できるダリルという人物がアラブ系の人であることを踏まえて、アラビア語で指揮官、存在、メッセンジャーといった意味を持つバシャールという言葉を自ら名乗りました。
これがバシャールという存在のざっくりとした概要です。
1-2 どうやってオリオン座の近くにいるバシャールの発言が聞けるの?
テレパシーでメッセージを送りあうバシャールの発言は、一般の地球人には伝わらず、チャネラーという、ある意味通訳のような媒介者、ダリル=アンカを通じて我々は聞くことができています。
ダリルは元々宗教者でも精神世界の人でもなく、特殊効果デザイナーとしてハリウッドでヴィジュアルエフェクトの仕事をしていた、どちらかというと機械系のエンジニアです。
今まで携わった作品は「スタートレック」「アイ、ロボット」「パイレーツオブカリビアン」「ダイハード4.0」「アイアンマン」など多数あり、どれもヒット作ですので、ハリウッドでは能力を認められた一流の技術者であり、ビジネスマンと言えます。
そのダリルがなぜバシャールのチャネラーになったのかというと、ある時UFOを目撃したことがきっかけとなって、チャネリングができるようになったとのことです。
そしてバシャールとの交信記録を本にまとめて出版し、それによって人々はバシャールの発言を知ることができいてるのです。
1-3 ダリル=アンカのするチャネリングとは?
ここで、ダリルのしているチャネリングについて補足的に説明しておきます。チャネリングとは、高いレベルの霊的存在や、神、宇宙人、死者などの現実に会うことはできませんが、どこかに存在している常識を超えた人物、生物、意思と、テレパシーのようなもので交信することを言います。
それは、通常人間が会話するような、意識がはっきりしている状態でのコミュニケーションではなく、ある意味日常の精神状態から離れてしまっている状態でメッセージを受け取るということです。これができる人物を、チャネラーといいます。
このチャネリングは1980年代にいわゆる「ニューエイジ」と言われた文化風潮の中で注目されたものです。特に、たいていの人間より知恵や洞察力において勝っている「意思」のメッセージを受け取れるので、それによって学びと導きが得られるとして重視されました。
チャネリングの方法は、その「意思」がチャネラーに乗り移って、その口を借りて話す場合、チャネラーの手を自動で動かして言葉を書く場合などがあります。その際にチャネラーは必ずしも意識を失ってはおらず、意識がはっきりしている中でそれを行うこともあります。