石井良司  

       気の向くままに、出来事や感想を書いています   
    

「多摩」「玉」「多磨」の疑問

2023年05月17日 | 日記
5月17日(水)晴 気温16-31℃ 湿度40-75% 風速1-2m/s
「多摩」「玉」「多磨」の疑問
多摩川で、以前から不思議に思っていたことがあります。多摩地域には、多摩川を中心に、「多摩」と「玉」と「多磨」と書く地名や道路などあります。
多摩」という語源については諸説ありますが、多摩川の上流の峠で山梨県丹波山地方から起こったという説が有力です。「サキタマ(音便化によりサイタマに)」の地名の由来として有力な説の一つが「タマのサキ(『前』『先』の二通りの解釈が可能)」というものであり、この説を採れば「多摩」と「埼玉」の地名は同じ起源をもつことになります。
上流の川の名である丹波(たば)川が生まれ、この川の名によって地域である郡名の多摩郡も称号するようになったといわれています。
明治時代には、山や川などの名称の統一化が明確に図られました。
大田区の南西部から南部を流れる一級河川は「多摩川」、世田谷区の一地区は「玉川」、地名で「多摩」という三多摩地区となった。
平安時代の法文書「延喜式」には「多麻」と表記され、そして「多摩」「多磨」「玉」などとも書かれるようになります。延喜式(えんぎしき)は、平安時代中期に編纂された格式(律令の施行細則)で、三代格式の一つであり、律令の施行細則をまとめた法典です。

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