ニュース雑記帳

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堀江さんの資質

2007-03-17 11:28:08 | Weblog
ああ~、昨日は、堀江さんに判決が下される日だったんですね。朝、テレビ番組で知りました。わたしの情報源って、つくづくテレビだなぁ。情けないっちゃあ、情けないけど、けっこう一般的な人間ってことだと思う。居直っちゃいけないけど、こういう人間を、どう扱うか・・・それが、世情に関わる仕事をしている人には、かなり大切なことだと思うな。

で、その世情に関わる仕事の一つであるマスコミさん、その一つである私の情報源のテレビさんが、また「堀江被告の乗った車が、今、○○通りを、通過しました」的なことをしていましたよ。正直、呆れちゃった。「もう、それはいいって」と思ってチャンネルを回したら、他局は通常プログラムを放送していて、ホッとしましたけどね。ほんと、マジで、もういいですよ、そういうの。

と、かなり枕が長くなりましたが、本論に入りましょう。ええ~、二年数ヶ月の実刑・・・でしたね。裁判長が、最後に付け加えたという、ハンディキャップを持つ子どもさんのお母さんからの手紙云々は、ちと余計な気もしますが「裁判所は有罪判決を下しましたが、全部を否定したわけではありません」というのは好いなと思いましたね。功罪なんて大げさなことではなく、誰にでも、どんな事柄にも、悪いだけとか、良いだけとかってないですからね・・・一つの事柄について間違っていると断罪しても、他の部分まで否定するものではないというのは、すごく好きな態度です、はい。

で・・・予測されたことですが、堀江さんは、不満タラタラですね。わたしは、古舘さんがインタビューしている映像を見たんですが・・・やっぱり「ああ~、情けない」って思いました。

ある意味、すごく正直に生きている人なんだなと、感心する面はあるんですが・・・彼の言っていることって、一個人としてならOKでも、他人に対して責任のある地位についたらダメな言葉だと、わたしは思いますから。

要するに、堀江さんは、周りの人から「経営者としての責任はどうなの」って責められるのに納得できないわけでしょ。彼の理屈としては、彼の会社の株を買った人たちは、自分たちの欲と自分たちの判断で株を買ったわけで、それで損をしたとしても、彼ら自身の責任の事柄でしょってことでしょ。もともと、投機的要素の高い物件であるのは、皆さん、ご存知だったろうし。

でも、だからこそ、情報を偽られては困るって話になってるんだけど・・・それにしたって、彼にすれば、自分がやったのは意図した詐欺行為のようなことじゃなくて・・・もっと儲けよう、もっと会社を大きくしよう、つまりは株主にも得をさせようと頑張って頑張って、その結果、成功を妬まれてハメラレタんだもん、自分的には一生懸命やったし、責められる筋合いもないって思ってるんでしょう。

うん、確かにね・・・言いたいことが分からなくもないけど・・・それは、個人事業者には適用できても、上場企業のトップの発想ではないですよね。だから、やっぱり堀江さんは、組織を作って、その頭になるんじゃなくて、一匹狼的風雲児として、業界を掻き回せばいいんじゃないのかな。大企業の責任者には、向かない資質の人だと思いました。

即日控訴したみたいだけど、さっさとスッキリさせて、出直しかけた方がいいと思うけどなあ・・・まっ、わたしには関係ないことですけどね。
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