新盆の迎え火

夕刻、母が門口で、盆の迎え火を焚きまし
た。

我が家は新盆なので、昨日は母と二人で墓
の掃除。

樒（しきみ）を新しいものに取替え、線香
を上げ、墓に向かって手を合わせて……

祖父・祖母以外は直接会ったことのない、
先祖達にあいさつと感謝、そして祝福の意
を伝えたのでした。

先祖からの声は、聞こえてはこなかったけ
れど……

夜、祈りの言葉とともに降ろしている「光
の柱」がいつもに増して明るく、どんどん
降り注いでくるのが見えました。

やはりお盆の間は、宇宙からの光が地に届
きやすくなっているのでは。

湿気を含んだ、仏壇の供物の桃の香の漂う
空気の中で、ふとそんなことを思ったので
した。