天使のエナジー

「すべてなるものの源」への、愛の告白

チャオチャオのお手柄

2009-04-19 14:41:07 | 動物
おととい、チャオチャオがめずらしくグッジョブ(いい仕事)を
してくれました。

何をしたかというと、あのおっかないムカデを発見したのです。

私の家の周りはわりと自然が豊かで、ときにはヘビやトカゲを
見かけることもあるのですが、桜も終わったちょうどこの時期は、
毎年ムカデが活動を始めるとき。

戸外で活動してくれる分には、こちらとしては何も言うことはあ
りませんが、困ってしまうのは、ときどき家の中へも出没するこ
とです。(私の家は古いスタイルの土間つきの建物で、ムカデ
にとって、縁の下などからの侵入経路の確保はいとも簡単らし
いのです。)

私はまだ幸い、刺されたことはありませんが、毎年決まってこ
の時期に、1~2回は室内でムカデを目撃します。

そして、今年もついに出没。それもすでに二匹も!

その二匹とも、私のいない間に出たので、母が対処したのです
が、二匹目を最初に見つけたのがチャオチャオだったというわけ
です。(チャオチャオが土間で何かをじっと見ていたので、何かと
思ったらムカデだったとか。)

よくやった、おかげで早く対処できた、と母はチャオチャオの
お手柄にご満悦。

確かに、チャオチャオが仕事らしいことをするなんて滅多にない
ことなので、私も感心して、いろいろ賛辞を並べてチャオチャオ
をほめちぎっておきました。

そして改めて思ったのですが、例えば犬だったら、飼い主を助
けて何かをする(番犬として防犯に一役買うとか、子どもの遊
び相手になるとか)なんてことはよくありますよね。

一方、猫は一般的に、飼い主の役に立つか立たないかなんて
知ったこっちゃない、と言わんばかりに、あくまでも自分本位で
す。

それでも、猫を飼うということは、そんなマイナス点など帳消し
にした上に、ずっと大きな幸せを与えてくれるものなんですね。

ただ、そこにいてくれるだけで、いい。

だから、今回、チャオチャオがムカデから私たちを守ってくれた
ことは、ほんのおまけのようなもの。

でも、この出来事が逆に、何事もない、普段のチャオチャオとの
暮らしの幸せを教えてくれたような気がするのです。

ありがとう、チャオチャオ。
これからも、一緒にいようね。(里親バカ、入ってます。)


*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *


今回のムカデ事件、私たち家族にとっては「めでたし」でしたが、
相手のムカデ氏にしてみれば、一つしかない大切な命を落とす
結末となってしまいました。

ムカデ氏にしてみれば、なにも人間を驚かしてやろう、などと思
って我が家に侵入したわけではなく、たまたま好奇心旺盛な性
格(?)が災いして、「ここは何かな?」ぐらいの気持ちで縁の下
に迷い込んだだけのことだったでしょう。

それでも、悲しいかな、人間は恐れてしまうのです。その毒を。

だから、うちでは家の中でムカデを見つけたら、即、殺すというの
が習慣になっています。

そして今回も母はそうしたのですが、ムカデ氏にとっては気の毒
なことだったと改めて思いました。(ムカデさん、どうか許してね。)


刺されるのではないかという「恐れ」を持たないようにするという
のは、はっきり言って難しいことですよね。

ムカデの毒に限らず、この世界には人間に「恐れ」を抱かせるも
のがたくさんあります。

「引き寄せの法則」(当ブログ4月5日、8日付参照)によれば、何
かに対して「恐れ」を抱くと、かえってその恐れているもの、ことを
自分に引き寄せてしまうことになると考えられます。

「恐怖」の感情を抱くと、人のオーラは暗い灰色を帯びるとされま
すが、それはオーラの色の中では「好ましくない不快なグループ」
なのです。(ウィリアム・W・アトキンソン著、林 陽訳『引き寄せの
法則 オーラ篇』徳間書店、18, 68頁)

それでも、例えば、大地震が怖いと思うからこそ、家の耐震強度
を調べたり、非常用持ち出し袋を準備したりするわけです。

もし、「恐れ」というものを完全に手放したら、人間は生きていける
のでしょうか?

難しい問題ですね。
コメント
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