天使のエナジー

「すべてなるものの源」への、愛の告白

“天使体験”研究が博士論文に

2009-02-01 00:37:28 | ブックレビュー
ブックレビュー:
『天使に会いました』
(エマ・ヒースコート・ジェームズ著/ラッセル秀子訳、ハート出版)

いいですね、この本のタイトル。
グッと心をつかまれちゃいました。ふらっと入った本屋さんで。

内容はタイトル通り、天使に出会った人の体験談を集めたものですが、
実はこれ、イギリスの大学(バーミンガム大学)で、実際に博士論文
として認定されたものなのだとか。(う~ん、イギリスの大学って、懐が
広いんですね。日本だったら、どうかな?)

著者のジェームズさんは、この本のもとになった研究をするために、
350人の天使体験を集めたそうですが、一口に「天使体験」と言って
も、実にさまざまな形があることがわかります。

ジェームズさんの集計では、350人の情報提供者のうち、最も多か
ったタイプが、「翼のある典型的な姿」の天使を目撃したというもの
ですが、それに次いで、「人間の姿」をした天使に会ったという例や、
その他、香り、光、音声、体・心に受けた感覚などの形での体験談
も寄せられています。

やはり全体としては、あの典型的な、翼を持った姿を見ている人が
多いんですね。これは一目で天使だと判断できますよね。

でも、その他の形の体験談はどうでしょう。人間の姿や、光や音、
体と心の感覚…。これらは、それが天使だと断定する決め手には
欠けると言えそうです。

でも、ジェームズさんは、これらを「証拠なし」と一蹴することはして
いません。それは何故なのでしょう。

その理由の一つは、こうした体験談には、まるでこの世のもので
ないような美しさや神々しさを感じた、といった感想が述べられて
いるからではないでしょうか。

それは確実に「天使」であると、科学的に証明できるものではな
くても、それを見た人が直観的に「天使」だと感じた、という事実
までを否定することはできません。

そして、どういう形であれ、「天使」を見たと感じた人々の中には、
それをきっかけに人生観が大きく変わったと感じている人もいる
のです。

きっと、このことこそが、“天使体験”が私たちにもたらしてくれる
とびきりのプレゼントなのだと思います。