とことことお肉屋さんの階段を上がると、結構シックなレストランが。観光客が意外と少なく、
殆ど地元の人たちのようでした。家族連れが多かったような。
かなり大きなレストランですが、殆ど満杯状態。都合のよいことに丁度一席あいてくれて。
席についてワインとビールを頼んで・・・
最初はアスパラのサラダ。マドリは近郊のアランフェスで取れるアスパラが有名。
甘みが強くうまかったですよ。
そしてスペイン名物「イベリコ豚ハム」
どんぐりを食べさせて育てるというこの豚ハム。噛めば噛むほど奥深い複雑な味が
口の中に広がっていくという、ちょっと他の外国にもない美味しいハムです。味が濃い
せいでしょうか、普通に頼むと必ずブロックを削ぎ切りして供されます。
考えてみると、マグロの上質なトロなんて厚切りより程よい薄さの方が舌に乗っけて
とろけていく感覚が味わえるのと同じ原理かな・・・
因みにハムの切り方はブロックの長手方向にナイフで薄切りにします。機械を絶対に
使いませんし、筋を垂直方向に刃を入れないのはきっと訳があるんでしょうね。
そうそう、海外に出てしゃぶしゃぶなんてよくやるのですけど、しゃぶしゃぶに使うような
薄切りって海外の方、まずできないのよね。大体、肉屋さんで頼むんですが、「切った肉
を手に持って、俺の顔が透けて見えるくらいに切ってくれ」というと、店員はびっくりして
必ず「このバカっ!」という顔しますよ(爆)
そんな表現でかなり、強く言わないと美味しいしゃぶしゃぶが食べられません(苦笑)
このイベリコハムの切り方はいいですねぇ。丁度しゃぶしゃぶにでもして食べたら旨い
んじゃないかなぞと、フォークで肉片を持ち上げるたびに思ったりして(笑)。
お次に頼んだのが、トマトベースのモツ煮込み。スペインもモツは結構沢山食べられて
います。にんにくベースでアクセントは多分パプリカの辛いやつが少し入っているかな。
するするとお腹の中に入っちゃった。
メインです。ボクの頼んだイベリコ豚のステーキ。うまいんですけど、はっきり言って
イベリコ豚はやはりハムの方が数段上手。それくらいハムがうまいっていうことでは
ありますが。
こちらは奥様が頼んだ牛のステーキ。アメリカで牛ステーキはボクは堅くて食べられませんが、
ヨーロッパは不思議と食べられる。肉が日本と同様柔らかい感じがします。多分、ハーブと
ワインの御蔭かなぁ・・・
ということで、夕食のハシコ。お陰で腹パンパンでホテルまでの道中がきつかったこと、言うまでも
ありませぬ(苦笑)
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Phoenix 東北&関東
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