ここアランフェスは首都マドリッドの近郊にありますが、スペインの代表的な大河
「タホ川」が流れる肥沃な地。近年では名産イチゴ・アスパラガスを始めとする
野菜の生産地として首都への農産品の供給基地として栄えています。
アランフェス宮殿はこのタホ川を改造して宮殿の周りに水路を張り巡らし、広大
な庭園を形成させています。
お昼にお邪魔したのはこのタホ川運河のほとりにあるこのレストラン。かなり有名な
お店のひとつ。
なんとお名前が「レストラン 青カエル」(Restaurante El Rana Verde)。あはは、柱に
青カエルがへばりついてますよ。
ちょっとお昼の開店まで間があったので、バーラウンジでビールを戴いて、喉を
潤して。そしてランチはコース・メニューを頼んで。アスパラが名物ですけどちょっと
初ものではないのでパスして・・・
まず前菜が出てきて。
これが前にBの料理で超手抜きで作りましたが、本物の「ガスパッチョ」。ここの名物料理
でもあります。右の写真のキュウリ、トマトとパンを細かく切ったものをトッピングして戴き
ます。数種類の野菜から出てくるうまみとトマトの爽やかさ。それと多分パプリカとニンニク
の辛味が程よくマッチした絶品。名物に美味いものなしとよく言いますが、これは素晴らし
かった。この日も6月中旬だというのに30度は遥に超す暑さ。きんきんに冷えたこのスープ
は最高でした。勿論、ビールもワインも美味しかったですけど。
ボクの頼んだメインは豚のモモ肉の煮込み。南米に鶏モモ肉の煮込みで「サンコーチョー」
という名物料理がありますが、あれの豚版かも。こちらの方が元祖かな。塩で味付けした
だけの素朴な料理ですけど、結構それだけに味わいがあります。でも、量が多過ぎ(苦笑)
流石のボクも全部は食べきれません。南米のサンコーチョーもまるで洗面器みたいなスープ
皿一杯にどでかい鶏肉が供されますが、あれも半分も食えなかったなぁ・・・
奥様はラザニアを。スペインのイタリアンは総じてうまいです。どこで食べても及第点以上。
なにせ、今ではミシュランの星を貰っている店舗の数は本場フランス、二位の日本に次いで
三番目のグルメ大国スペインの実力が窺い知れます。
はい、これがデザート。
とっても満足なお昼でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Phoenix 東北&関東
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・