窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・東京の上昇スピードが上がり、流行域に突入です。

2010-12-22 00:13:45 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第 8週(2月22日~28日) ・季節性インフルエンザが復活 A(H3)型,B型        
        ・・・・・       
 ・第13週(3月29日~ 4日) ・全47県、新型インフルエンザ流行終了         
        ・・・・・       
 ・第30週(7月26日~ 1日) ・定点最小値到達
        ・・・・・       
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第43週(10月25日~31日)・北海道が流行入り(確定)
        ・・・・・       
 ・第48週(11月29日~ 5日)・大分が流行入り(確定)、他9県が流行域突入 
 ・第49週(12月 6日~12日)・佐賀、長崎、埼玉、宮城、福島、鹿児島、 
                     ・群馬が流行入り(確定)、沖縄も流行入りか。
                     ・岐阜、東京は流行域突入。
      ・・・今週の予報・・・
 ・第50週(12月13日~19日) ・全国平均が1.0人を超えて流行入り(予報) 

  49週は患者数増加の速さが前の週と同じ程度でした。

  次回50週には確実に定点1.00人を超えるものと思われます。

      ・・・中期予報・・・
 ・第 4週( 1月24日~30日) ・全国平均が定点10.0人を超える。
                      ・1日で5万人の患者発生。

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(5週移動平均)%
               44週   45週   46週  47週   48週   49週
   A(H1)pdm     28    22    24    25    28    37
   A(H3)         68    76    75    71    66    59
   B              4     2     1     4     6     4

 49週は一転、新型が増加しました。

 新型が37%程度で増加傾向、A香港型は59%に減少です。

 B型は今回4%で、低位安定です。

 A香港型優位の状況が続いていますが減少して、60%台を切りました。

 ・定点状況推移(人)
               44週   45週   46週  47週   48週   49週
  2010年定点データ  0.20  0.25  0.35   0.44  0.70  0.93

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
 (第48週がピーク)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人    (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
        ・・・・・       
 ・第47週(11月22日~28日)     0.44人     2113人    (2.34万人)
 ・第48週(11月29日~ 5日)     0.70人     3333人    (3.70万人)
 ・第49週(12月 6日~12日)     0.93人     4480人    (4.95万人)

 ・患者報告数の予報です。
  ・第50週(12月13日~19日)     1.28人     6138人     6.78万人

  ・22日                      0.25人                1.31万人
  ・23日                      0.26人                1.38万人
  ・第51週(12月20日~26日)     1.82人     8757人     9.68万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  29.3万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数       7.2万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2082.1万人  100人に16.3人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第51週(12月26日)                 28.5万人  
  ・第52週( 1月 2日)                 41.7万人  

・入院状況
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化            9人(12月12日現在)    重症化率  0.0047%
 ・死亡(含む疑い例)    10人(12月12日現在)     致死率   0.0053%

 先シーズン最終報告
 ・重症化         1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 累積患者数が20万人程度ですので、重症化率、致死率ともに高めに算出される
 傾向があります。

 とはいえ現状は先シーズンのような新型インフルエンザのみの感染状況よりは
 重症化率が低く、致死率は高めです。

 この状況は、A香港型が優勢で、新型とB型が混合しつつ感染をひろめている
 現状を反映しているように思われます。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第47週(11月22日~28日)  0.48人    0.44人    +8.0%
 ・第48週(11月29日~ 5日)  0.57人    0.70人   -17.6%
 ・第49週(12月 6日~12日)  0.98人    0.93人    +4.6%

 今回の定点合計報告数は4480人で、当ブログ予報は4685人でした。

 今回予報誤差は+4.6%になり、予報誤差範囲内です。

 というよりは、ほとんどどんぴしゃの精度での予報でした。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±21.1%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は76500人程で、
 4割弱が新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が6割程度で、
 新型が4割弱の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 ちなみに季節性のA香港型が優勢(6割弱)な状況です。

 B型は占有率は4%程度です。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2082.1万人で、
 これまでに100人に16.3人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1519万人で、100人に62.5人が感染したことになります。

 成人は558万人で、100人に5.4人が感染したことになります。

 (累積患者数の平均予報誤差は±2.6%です。)


・東京の現状(2010年第36週からのインフルエンザ累積患者数)
                47週         48週        49週      
               11月28日     12月 5日     12月12日
 定点あたり          0.60人      0.76人      1.04人
 東京推計値         0.32万人     0.41万人     0.56万人       
 累積患者数         1.3万人      1.7万人      2.3万人
 内、新型累積患者数    0.31万人     0.57万人     0.77万人

・2009年からの新型インフルエンザ累積患者数
 累積患者数       163.2万人    163.4万人    163.6万人
 100人あたり       12.6人      12.6人      12.6人             
 内、未成年者は100人に58.2人が感染しました。


 東京の今回の上昇の速さは前回よりも上がりました。

 このために第49週で流行域に突入です。

 僅差ですが、全国平均より一足さきの流行いりですね。

 県別順位は47都道府県中の11位で、2つ上がりました。


 A香港型が43週に2件、44週、46週、47週に3件、
 48週の5件、49週に3件確認されています。

 新型が43週に1件、46週に2件、47週、48週に1件、49週に8件
 確認されています。

 B型が46週に1件、確認されています。

 東京はA香港型が優勢ですが、ここにきて新型が盛り返している印象がありますね。

          (ウイルス サーベイ ランク A    12.21現)

PS

鳥インフルが人には感染しないという当局の発表とNHKのニュースは「ウソ」です。

動物の死骸やら糞などには触らないことが基本です。

特に子どもの行動には注意が必要です。

やらなくてもいいことをするのが、子どもの特徴ですからね。


島根、富山、鳥取の次は鹿児島でした。

鳥インフルエンザのホットスポットです。

これまでの経緯は想定される最悪のシナリオに乗っています。


鳥インフル君に飛行機は必要ありません。

空港検疫など強化しても意味ないでしょう。

もう充分に「日本上陸」をはたしています。

今後は野生動物ー>家禽ー>人への感染をどうやって防ぐかです。


管さん、白鳳に賞状を渡してよろこんでいる場合じゃありませんよ。

人の感染者が出た時の、厚生省を含めた政府関係者はどうせ
「鳥インフルエンザが人に感染するという認識はなかった。」と
言い逃れるのでしょうね。

そのために一生懸命に「鳥インフルエンザは人には感染しない。」と
政府見解をニュースで言い続けているのでしょうから。

まったくあきれて「へ」もでませんわ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ・ボトム 10 ランキング... | トップ | ・ウイルス サーベイランス... »

Weblog」カテゴリの最新記事