CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

なるほどそう来る訳? 

2020年06月13日 | BEATLES-BADFINGER関連

1997年、ELOのジェフ・リンと共同プロデュースで制作されたソロ・アルバム、Flaming Pie。

私のお気に入りのアルバムである。

1980年ソロ活動に復帰してから出した、McCartney II以降は個人的に“らしさ”が感じられない空回りの出来のアルバムが多々あったように思う。

このアルバムはビートルズのアンソロジー3部作を出した後という事で、原点に帰ってその“らしさ”を取り戻そうとしたのではないかと….

そのアルバムが7月末にアーカイブ・シリーズとして再発され、ウィングス時代末期の作品だったLondon TownやBack To The Eggらをすっ飛ばしてこのアルバムにしたのは悪くない。

例によってこれでもか!ってくらいのボックス・セットが数種類発売され、その頂点に君臨するボックス・セットといえば、なんと4LP、5CD、2DVDにハードカバーの写真集やその他諸々の付録がついて来る超豪華版で世界3000セット限定で発売されるらしい。

しかしお値段なんとUS$600.-なり!

一般のポール・ファンではとても手の出せる価格じゃないね。

ポールがコンコードからキャピトルレーベルに復帰してから、このシリーズのデラックス仕様の価格は上がるばかりでキャピトルはちょっと悪ノリし過ぎかな?

アーカイブ・シリーズ最初の余計なオマケがついていない良心的だったBand On The Runの頃が懐かしい。


食後のひとときに

2020年06月10日 | JAZZ・FUSION

帰宅して夕食をすませるとあたりは真っ暗。

食後にすぐさまハード・ロックは流石に胃もたれがするぐらい俺も歳を取ったな〜と感じる今日この頃。

取り出しましたるはジャズ入門の定番中の定番、ビル・エバンスの1961年のビレッジ・バンガードでのライブを収録した、Waltz For Debby。

ベースのスコット・ラファエロ、ドラムスのポール・モチアンと組んだシンプルなトリオ編成。

ビル・エバンスのリーダー・アルバムだけど、ベースも結構主張し存在感大!との印象。

個人的には食後のひととき、遠くから微かに流れて来る感じにアンプのボリュームを絞って聴けばリラックスできる。

などとトウシロのジャズ・リスナーが語っても全く響かないので、ここは黙ってただ聴く事に徹するのがよろしいのかと…


日曜日の昼下がりCCRでも

2020年06月07日 | CCR and John Fogerty

1969年ウッドストックでのライブが少し前に出て気になっていたので通販でポチってみた。

(懐かしのピース・マークを背にして、白熱の演奏が続く)

セット・リストは初期のアルバム3枚から選曲され、シンプルかつアーシーな演奏による初期のR&B満載で中々楽しめる。

またライブということで、個性の塊とでも言えるジョンの陰にいつも隠れがちな感のある他のメンバーそれぞれの演奏もこの時にこそその存在を主張しているが如くクッキリ聴こえてくる。

(バンドの一体感溢れた演奏は心地よい)

このライブは1969年8月17日の朝早くというか真夜中に行われ、8トラックでレコーディングされたそうな。ただウッドストックのレコードにはCCRの演奏が収録されていなかったのは、ジョンによると当時の演奏の出来がイマイチだった事から断わりを入れたらしい。

時は過ぎ去り、最新の技術でミックスされた素晴らしい音源によって当時のライブが蘇ったのはCCRファンとしては嬉しい限りである。


やすらぎの金曜日

2020年06月05日 | AMERICAN ROCK/POPS

あっと言う間に、ウィーク・デイズ終了。

少々夜更かししても明日はお休み。リラックス・ムードの金曜の夜が始まる。

そんな夜取り出しましたるは、スティーリー・ダンの1974年の3枚目のアルバム、Pritzel Logic。

邦題は確か“さわやか革命”だった。公園の屋台で売っているあったかいPritzel(塩味の焼き菓子)のLogic(論理)もイマイチ意味不明だが“さわやか革命”となると何が爽やかなのか更に混迷を増すような…

1974年のロックといえば、ウィングスのBand On The Run、ストーンズのIt's Only Rock N Roll、ディープ・パープルのBurnにクラプトンの461 Ocean Boulevardなどなどミュージシャンそれぞれの個性を生かしたポップなアルバムが登場し大ヒットした。

それらと比べると、スティーリー・ダンの曲ってそれまでのロック・ポップ路線を踏襲することなく独自の色を出し、当時はわかる人だけどうぞって感じの突き放すような印象を持った。

だが何度も繰り返しきくと病みつきに。

ポップなスゥイート味ではなく、パラパラ振りかけられた塩味が病みつきにさせるのか!

これがPritzelのLogicなんですかね?

わかったような、そうでないような。

金曜日の夜はさらに更けて行く。 

1980年再発日本盤、リキの電話番号はラジオでよくかかっていたな〜