暇つぶしの曜日シリーズも遂に最終回。
最後は来年公開予定の映画、ゲット・バックにちなんでありのままのザ・ビートルズでも。
2003年に突如登場した最新作、Let It Be Naked。
(多分200グラムの重量盤、重い!)
フィル・スペクターにやりたい放題されたとお怒りのポール、21世紀になってついに動く!
スペクターによるオーケストレーションなどのオーバー・ダブやリミックスなどを全て取り去り、さらに別バージョンを採用し内容を一新した文字通りハダカのLet It Beが出た〜 (なんだか、Let It Beの映画がGet Backとして誰かの見えない手に導かれて再編集された経緯とよく似ている様な気もするが... 考えすぎかな? むむ〜)
(ビリーも左片隅にいらっしゃいます)
個人的には旧バージョンとこの新作どちらにもそれぞれ味わいがあって甲乙つけがたい。
お遊びのジャムセッションとして録音され穴埋め的に収録された様なDig ItやMaggie Maeを Don’t Let Me Downに差し替えたのはなんだかお得感があるような。
ただ、この新作はLet It Beを最後に持ってきていて、この曲が終わると静寂が訪れる仕組みとなっているのだが、長きに渡って旧バージョンを聴き続けてきた者にとっては、Let It Beが終わると、ジャン〜♪とアコギで始まるMaggie Maeが脳内に深く刻まれているので少し違和感を感じないでもない。
おまけの7インチ、一回聴いただけでその後触ってもいない私にとっては無用の長物