CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

水曜の夜は癒しのプログレでも

2020年06月17日 | PROG ROCK

スタックリッジというプログレ・バンドが1969年に英国に誕生し、1974年彼らの3枚目のオリジナル・アルバム、The Man In The Bawler Hat(山高帽の男)がジョージ・マーティンにプロデュースされ、田舎のビートルズなんて言われた事も。

そしてエルトンのロケット・レコードに移籍後2作目として1976年に世に出たアルバムがMr. Mick。

スティーブ・オウガードなる人物の物語や詩をベースにして作られたインスト・ナンバー3曲を含む計9曲からなるコンセプト・アルバムで、シンセやメロトロンなんかがうなり結構プログレしている。

ただ、このアルバム発売に至ってレーベル・サイドから注文がついて、レノン・マッカートニー作のHold Me Tightが強引に加えられたり、その他諸々の改変が行われたようでメンバーはレーベルの介入に不満タラタラ。

21世紀になった頃、当時のメンバー当初のコンセプトをもとにOriginal Mr. Mickなるアルバムを発売したそうな。

Original Mr. Mick はまだ聴いた事がないので比較は出来ないが、個人的にはレーベルの横槍で収録されたちょっと気の抜けたと言うか牧歌的な雰囲気のHold Me Tight 結構お気に入りではある。

このアルバム、残念ながら不発でバンドは空中分解。

90年代に再結成されたみたいだが…. それ以降は追いかけていない。

私にとってはこのアルバムでもっとも気に入っているのが、ジャケ・デザイン。

この写真見ているだけでなんだか癒された気分が...

1994年に日本フォノグラムより発売されたCD。地味なレーベル・デザインですな〜