シングル盤はアルバムから全世界統一でカットされる場合あるが、それぞれの国々のマーケティングに合わせて独自に別の曲をカットすることがよくある。
1964年に出たビートルズの映画のサントラ盤、A Hard Day’s Nightの内容は本家のイギリスとアメリカで異なる上に、アメリカでは追加でシングル・カットされた曲がある。
イギリスではこのアルバムから2枚のシングル、Can’t Buy Me LoveとA Hard Day’s Nightが発売されたがいずれもビート・ナンバーだった。それがアメリカではAnd I Love HerとIf I Feelがカップリングされたシングル盤が追加された。
同様に我が国日本でも、シングル盤として1964年に登場。
やっぱりアメリカと日本のリスナーは、甘いバラードがお好きってことですかね。
ちなみに、日本盤シングルは再発盤を含めるとレーベルの違いもあって数種類あるが、ジャケのデザインは大まかにはモノクロ仕立てのポートレート版と中世の騎士の衣装を着たメンバーのカラー版の2種類。その中で1968年出たオデオン・レーベルのカラーのジャケ盤は再発枚数が少なかったのか、コンディションが良ければ購入するのに諭吉さん越えになるそうな。
所有欲を満たすには甘いバラードだけでは満足できないビー・コレクター達、恐るべし!
オリジナルは1964年発売のオデオン盤OR-1145、当時の価格で330円。
オイラの所有する版は1970年の再発盤AR-1145。オデオンの表記がブルーの印刷で隠されアップル・レーベルに差し替えられている。残念!
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