1975年のレオ・セイヤーの2作目のアルバム、Just A Boy。
前作に収録され大ヒットが期待されたThe Show Must Go Onは、カバーしたスリー・ドッグ・ナイト(全米4位)に美味しいところゴッソリ持って行かれたものの、何とかその爪痕は充分に残せた。
奇をてらった道化師の化粧と衣装をまとったデビュー作のイメージを消し去り、今度は素顔と歌唱力で勝負!
そしてこのセカンド・アルバムはアメリカでのチャートで16位と大健闘。
(One Man BandとSide-2のGiving It All Wayはザ・フーのボーカリスト、ロジャーが彼のソロ・アルバムでカバーされた)
ただここでの個性的でかつ圧倒的なレオの歌唱を苦手にする人がいるかも知れないけれど…
まあ個人的には、孤独、悲しみやフラストレーションなど負の要素を含む歌詞を激唱にてさらけ出す手法は溜め込まずに案外いさぎよさを感じさせ、これもありかと思う。
この後アメリカに進出してマーケット受けするため歌手として洗練されていくわけであるが、その一歩手前の過渡期のこのアルバム、結構ガツンときてお気に入りです。
(なかなか味のある本人によるイラスト)
懐かしい!!レオ・セイヤーいいですね。I love you more than I can say.とかもちろんロジャー・ダルトリーがカバーした曲も好きでした!星の王子様みたいなイラストが自作とは知りませんでした。
ジャケのサン・テグジュペリの星の王子さまをモチーフにした水彩画は、ハンフリー・バトラー‑ボーデンなる人物が描いたもので、このLPアルバムに封入されていましたブック・レット内の数点のイラストはレオ・セイヤー画伯によるものです。
説明不足で申し訳ありません。