ジョニ・ミッチェルの1975年の7枚目のスタジオ・アルバム、The Hissing Of Summer Lawnsは音楽、歌詞そしてジャケのアートなどが一体化し彼女らしさを持ってプログレッシブに攻めた作品ですかね。
(大蛇を捕獲した原住民達が夏草茂る野原を一列に進み、遠く見えるは郊外の住宅地、さらなる彼方にはスカイスクレーパーが林立する大都会と同じステージにそれぞれが溶け合った風景が広がる)
フォーク、ロック、ジャズにアフリカン・ビートなどがクロスオーバーして多彩な味わいがある。アルバムは全米4位に輝きまた識者の評価もかなり高い。
とは言え、AMラジオでオン・エヤーされヒットする、すなわち大衆に迎合する様なポップさはかなり控えめでオイラみたいな一見さんには結構とっつきにくい。
こんな時は一歩引いてあまり入れ込まずにバック・グラウンドでサラッと流して聴くのがいいかも。
ジョニさんも肩の力を抜いてリラックスして泳いでいます。