バンド初の全米1位に輝いたアルバムが1972年のChicago V。
シングル・カットされたSaturday In The ParkやDialogue Part-I/IIもキャッチーな仕上がりでそれぞれヒットしアルバムの売り上げに大貢献した。
過去3枚のスタジオ・アルバムが全てダブル・アルバムとして制作され時に冗長と感じられる部分もあったが、今回は過去の組曲仕立ての作風を出来るだけ排し収録時間を大幅に短縮させた事で初のシングル・アルバムとして登場。
この手法でシカゴというバンドのエッセンスを凝縮させ、その結果より引き締まったアルバムの完成となった。