レコード会社に所属し曲を提供していた当時無名のソング・ライター、ケニー・ロギンスのデビュー・アルバムのプロデューサーを引き受けたのはジム・メッシーナ。
当初は、かって所属していたバンド、バファロー・スプリングフィールドやポコのファンにアピール出来れば何らかの助けになるとその仕事を引き受けた訳だが、いつの間にかデュオ結成と相成り、1971年Kenny Loggins with Jim Messina名義でアルバム、Sittin’ Inを出す。
そして翌年セカンド・アルバムとして、Loggins And Messinaが続く。
ポップなロックン・ロールからカントリーや少々ブルージーなルーツ・ミュージックなどなどバラエティーに富んだ内容で、アルバムは全米16位、“君ん家じゃお袋さんはダンスが踊れないし親父さんもロックン・ロールが駄目。それが理解を得られないって理由さ”と歌われるシングル盤、Your Mama Don’t Danceが大ヒットを記録。
いつの世も子を思う親の気持ちってのは少々保守的で安全第一なので、悲しいかな自身が親になってみないと中々理解されないみたいで...