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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

久しぶりにシングルでも、その2

2021年09月02日 | BEATLES-BADFINGER関連

ポールのセカンド・シングルは1971年のアルバム、Ramからシングル・カットされた。

このアルバムはポールらしいバラエティーに飛んだ内容でどちらかと言えば全体を聴いて楽しむって感じのアルバムで、シングル・カットするのに頭一つ抜けた満場一致の曲が見当たらない。

てなことで、各マーケットで対応が分かれた。

アメリカでは、ポールお得意の組曲スタイルのUncle Albert/Admiral Halseyが、そして英国ではバラード・スタイルで静かに始まりエンディングではこれでもかって感じでややオーバー・プロデュース気味の怒涛の盛り上がりを見せるThe Back Seat Of My Carがそれぞれシングル・カットされた。

そしてその他の地域、英国を除くヨーロッパ、オセアニアと日本ではもっともわかり易いアップ・テンポのポップ・ソング、Eat At Homeが選ばれた。

歌詞を見れば“Don’t Do That”がちょっぴりエッチな妄想を逞しくさせるナンパ・ソング。

当時の日本のラジオの洋楽ヒット・パレードなんぞでオン・エヤーされる分には問題ないと考えるが、英語圏でラジオから流れてくるこの曲を聴いて異国の健全な青少年達は一体何を思っただろうか?

とは言え、日本でも70年代のヤング・ポップスの中にはその手の歌詞を若い女性歌手に結構歌わせてたっけ。

麻丘めぐみが1974年に出したシングルに”白い部屋”。

思わせぶりな歌詞に、ラジオの前でつい、

めぐみちゃん、 それだけはDon’t Do That!”て言ってしまいそうな衝動に。