2年ほど前にオーディオ・メーカー、オンキョーの身売りについてこのブログでも取り上げたが、つい先日ネットに上がった記事によると、ついに8月1日に上場廃止との事らしい。
パイオニア・ブランドを含むAV部門はシャープとアメリカのオーディオ・メーカーに譲渡される模様で、譲渡を引き受けるメーカーがオンキョー及びパイオニア・ブランドを残すかどうかは現時点では未定らしい。
さらに記事によると、平成12年国内オーディオ・マーケットの出荷額が3786億円あったのに対して、令和2年ではその4分の1以下の802億円まで落ち込んだとの事、そうなると業界が負のスパイラルから抜け出すことは容易ではなく、厳しい状態が続くみたい。
今時の若い人たちの音楽を楽しむスタイルは、スマホにダウン・ロードされた音源或いはストリーミングで流れて来る音源をワイヤレスのイヤホンでいつでもどこでも手軽に聴くのが主流。
置き場所に困る重厚長大なる据え置き型のプレーヤーとアンプに接続された大口径のスピーカの前に鎮座し大音量でミュージックを楽しむオジン時代のオーディオも終焉を迎えるって感じですかね。
時代と共に技術は進化、嬉しいような悲しいような
And The First One Now Will Later Be Last
今一番の物ってしばらくすれば一番後ろに
For The Times,They Are A-changin’
時間って移り変わるもの
今時の若い人たちが初度興味を示さないアコギ一本で淡々と歌われるビート感の乏しいオールドファッションなフォーク・ソングの運命やいかに...