透明で初々しさを感じさせる歌唱で始まる1曲目のTo The Morningに続いてアコースティック・バラードの2曲目のStars。
そして3曲目のカントリー・ワルツ、More Than Everへと続いて行く。
ちょっと声が違って聞こえるけど中々よろし〜
てな事で年に出たダン・フォーゲルバーグのデビュー・アルバム、Home Freeを久々に取り出して聴いてみた。
(あの頃君は若かった〜)
ジョー・ウォルシュによる一人CSN&Yをイメージしたウエスト・コースト仕立てのプロデュースだったセカンド・アルバム以降からのファンにとってちょっと物足りなかったかも知れない。
何しろこのアルバムはかってマッスル・ショールズのスタジオ・ミュージシャン出身のノーバート・パットナムによるプロデュースで、爽やか控えめ南部ナッシュビル録音だった。
先に述べたダンの透明で初々しさを出すことは成功しているものの、これが爆発的な売れ行きとなるかは別問題。
実際短期的なチャート・アクションは210位と不発に終わる。しかしながら後のアルバムの成功でこのアルバムも再発されプラチナ・ディスクを獲得。
ただ話題性だけで飛ぶようにアルバムが売れるほど世の中それほど甘く無い。
じっくり聴けばその良さが理解されたと言う事。
これはエルトン・ジョンのファースト・アルバム、Empty Skyと似たような構図ですかね?
当時日本ではLPは未発売。聴きたい人は輸入盤。
約10年ほど経った1981年、ようやく日本でもLP発売。
ロック・マニアック・コレクションのシリーズの一枚としてですが...