落語コーディネーター菊池明美の公式ブログ

神奈川県川崎市のNPO法人リール理事長の菊池明美です。落語で人と街と世界をつなげます。落語会開催のお手伝いをいたします。

噺家の噺(155)

2013-05-27 13:44:41 | 落語会

1週間の初めはLIVEで聞いた噺家さんの演目と噺家名を記入していきます。私の落語勉強会です。

ちょっといい話などを織り交ぜながら・・・

1.立川吉笑・・・「租租茶」・「自動販売機の2人」

2.立川談吉・・・「千早ふる」この日は両国の国技館では相撲が行われています。関取り陣の鮮やかな幟が総武線の車窓から見えます。大関の竜田川の噺とダブって江戸情緒に浸った夜でした。両国駅改札口横には「土俵」のある飲食の店も相撲観戦の人々で賑っています。

「天災」

談吉さんは7月7日「日」池上会館・午後2時開演の「2つ目チャンピオン大会」に出場いたします。

3.柳家さん弥・・・旅ネタだし2席の口演です。

1.「宿屋の仇討」
2.「東北の宿」東北のとあるさびれた温泉地に起きる数年ぶりに訪れた客と宿屋の老夫婦のやり取りがさも有りそうな展開で明るく笑い転げる噺です。

さん弥さんの地でやっているような、いないような高座が作りすぎずに可笑しいのです。私は右手の仕草を見ているだけでおばあさんが目に浮かんできて可笑しくてたまりませんでした。

さん弥さんもこの噺が好きなのでしょう。大げさに表現できるような筋書きながら余計な寄り道などせずにポンポンと軽妙に噺を進めてくれます。宿の老夫婦の盛り盛りのアピールの可笑しさがいつまでも心に残ります。時代に取り残された古い温泉宿ののどかさにに郷愁を感じるのです。

「何度でも聞きたいさん弥噺」の1席となりました。

さん弥さんは、7月7日「日」池上会館・午後2時開演の「2つ目チャンピオン大会」に出演いたします。

今日の写メは「東田公園寄席」に毎回出場していただいています地元の和太鼓チーム「スワット」です。

若い男女3人による元気な太鼓が心に響いてきます。心おどります。