落語コーディネーター菊池明美の公式ブログ

神奈川県川崎市のNPO法人リール理事長の菊池明美です。落語で人と街と世界をつなげます。落語会開催のお手伝いをいたします。

江戸名所百景(春の景32)と落語の噺

2013-05-23 09:30:09 | 落語会

「柳しま」・・・今の業平5丁目です。スカイツリーのお膝元辺りは島でした。

柳島橋がかかっていますが、そのたもとにある会席料理の「橋本」があります。

その隣の赤い塀の法生寺の妙見様があります。歌舞伎役者の初代中村仲蔵もここに日参して忠臣蔵のヒントをえていたようです。

牧歌的な田園風景を楽しみながらご利益を得ようとする人たちで、舟はいつも賑っています。

落語のネタ・・・「中村仲蔵」


江戸名所百景(春の景31)と落語の噺

2013-05-23 09:29:03 | 落語会

「吾嬬の森連理の梓」・・・スカイツリーのある押上から亀戸方面に流れる十軒掘から奥に入った所に吾嬬神社があります。

吾嬬神社は大和武尊の妻の弟橘媛(おとたちばなひめ)を祀る神社です。

弟橘姫は大和武尊が相模から上総に向かう時、海神の怒りを鎮めるために海中に身を投げた奥さんです。

墨田川にかかる吾妻橋や立花の地名も弟橘媛が由来の町です。

落語のネタ・・「三井の大黒」


江戸名所百景(春の景30)と落語の噺

2013-05-23 09:28:02 | 落語会

「亀戸梅屋敷」・・・亀戸天神の近く、亀戸境町にあった梅屋敷は農家の古木が龍がとぐろを巻いているように見えることから、水戸光圀が臥龍梅(がりゅうばい)と名づけた。

ここを「清香庵」と名付け江戸の人たちで賑った。特に人品のある粋な人たちが多く来ていました。

亀戸天神の門前には鼈甲細工の店と葛餅の船橋屋があります。また藤棚の美しさも有名です。

この絵の構図はその後印象派の画家ゴッホにも影響を及ぼし同じような構図の絵を描いています。

落語のネタ・・・「初天神」「梅の春」「梅見のやかん(やかんなめ)」


江戸名所百景(春の景29)

2013-05-23 09:27:13 | 落語会

「砂村元八まん」・・・砂村元八幡は深川八幡の元あった場所にありました。

砂村は海辺の原野で十万坪と呼ばわれました。

西瓜や冬瓜が取れ砂村葱が有名です。

「東海道四谷怪談」に登場する「砂村掘」がこの地です。

近くに中川御番所跡があります。


江戸名所百景(春の景28)

2013-05-23 09:25:46 | 落語会

「品川御殿やま}・・・御殿山の由来は徳川家康のお狩場の休憩屋敷があった事からです。

四代将軍家綱の頃、桜を植えたので桜の名所になりました。

しかし江戸末期に品川砲台を築くために山は削られ平地になりました。現在はマンションが立っています。