ringoのつぶやき

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日本は実は“資源大国”だった!新エネルギーの可能性に迫る(ZAKZAK)

2013年01月22日 16時28分59秒 | 社会経済

★2013年 日本は資源国になる!!

2013.01.16

原発再稼働の是非が議論されるなか、日本の技術者によって新たなエネルギーの開発が進んでいる。太陽光や風力だけではない、日本には知られざる「国産資源」がまだまだ存在する。我が国は、実は資源大国だったのだ!!

“閉山”夕張炭鉱に天然ガス田が存在!炭層メタンに世界が注目

北海道夕“閉山”夕張炭鉱に天然ガス田が存在!炭層メタンに世界が注目張市。かつては炭鉱の街として栄えたが、安い海外炭との競争や石油へのエネルギー転換の影響で次第に衰退し、’90年にすべての炭鉱が閉山。基幹産業を失った市は、’07年に財政破綻した。

 そんな「終わった」はずの炭鉱に、世界から注目されている資源が眠っているという。北海道大学大学院工学研究科で資源システムを研究する大賀光太郎助教は次のように説明する。

 「その資源とは、炭層メタン(CBM=コール・ベッド・メタン)です。石炭は、木材から亜炭、褐炭、亜瀝青炭、瀝青炭、無煙炭と石炭化が進行していく過程でメタンガスを生成します。石炭には無数の小さな穴があり、その中にメタンガス(CH4)が詰まっています。昔はよく炭坑内で爆発がありましたが、それは石炭の中に詰まったメタンガスが原因でした。このやっかいなガスを、資源として取り出す技術が確立されているのです」

CBMを取り出すポンプ。二酸化炭素を送り込むことで効率がアップする

 

“夢の資源”CBMが秘めた可能性 採掘容易、発電に利用も

現在、日本国内には275億t、北海道だけでも140億t以上の石炭が存在するという。これは日本の年間石炭輸入量の100倍以上だ。この石炭層を目がけて縦に坑井を掘削し、鋼鉄パイプを通してガスを噴出させる。経済的な面で石炭採掘が難しくなった鉱床でも、この方法で天然ガスが採取できるというのだ。

 「もともとこの技術は、炭鉱での爆発事故を防ぐための『ガス抜き』から始まったものです。かつての日本は、このガス抜き利用で世界のトップを走っていたのです。私の調査では、夕張炭鉱を含む石狩炭田だけで、約400億~800億立方メートルものCBMがあると推定されます。しかも、1t当たりのガス包蔵量が、オーストラリアなどCBM先進国の炭層の1.3~2.5倍。非常に有望な炭田なんです。米国やオーストラリアでは、すでに採掘・利用技術が確立しています。CBMはシェールガスよりも浅い層で採掘でき、環境破壊も少ない資源です。外国のCBM研究者からは『日本ではなぜ国を挙げて採掘しないのか』と不思議がられています」

 中国も’15年までに年採掘量を210億立方メートルにすると表明している。現在、日本国内で生産している天然ガスは年間37億立方メートル。石狩炭田だけでも11~22年分を賄えるということになる。

 「CBM利用には、さらに利点があります。まず、在来型ガス田が通常数千mを掘らなければならないのに対し、CBMは300~1000mと浅いため、掘削が容易であること。そして、燃焼時の二酸化炭素や窒素酸化物排出量が石油・石炭よりも少なく、硫黄酸化物はまったく出さないということです。そのうえ、排出された二酸化炭素を炭層に注入して固定化できる。温暖化対策にもなるのです」

 CBMはガスとしてそのまま使えるほか、発電にも使える。CBMを燃焼させて発電し、排出された二酸化炭素に圧力をかけて炭層に送ることで、取り出されるCBMの量もより多くなる。送り込まれた二酸化炭素は炭層に吸着し、固定化される。つまり、現地に天然ガス発電所を造ってしまえば、二酸化炭素を排出しない火力発電が可能となるのだ。夕張市のような基幹産業を失ってしまった自治体にとっても、雇用や税収を生み出す救世主となる

 

CBM開発に立ちはだかる壁 採掘コスト、調査費、補助金…

 

大賀光太郎氏

 

まさに夢のような資源のCBMだが、問題も山積みだ。

 「いちばんの課題は掘削コスト。カナダではボーリング孔を1本掘るのに3000万円で済みますが、日本では1億円くらいかかってしまいます」

 もう一つは、調査費用がないということ。日本では、CBMの精密な埋蔵量調査はまだ行われていない。それがなければ、企業もなかなか開発には乗り出せない。

 大賀助教は、石狩炭田のなかにある夕張市に開発モデル鉱区を設定している。そのシミュレーションによると、「鉱区面積2.8km2、600m間隔で21本の掘削をする。世界屈指のCBM包蔵量25m3/tを誇る炭層から、約5億立方メートルを取り出せる」という。

 これが実証されれば、資源メジャーや地元の北海道ガス、北海道電力なども放ってはおかないだろう。ところがその実証に必要な資金がない。

 「21本すべてをやろうと思ったら、80億円ものお金がかかります。最初の1~2本を掘るだけの初期段階でも10億円は必要です」

 日本の資源メジャーもCBMに関心をもっていないわけではないが、精密な調査が行われていない現状では、関わりを持とうとしていないようだ。

 では、国はどうなのか。経済産業省が’02~’07年に、この事業を「二酸化炭素固定化・有効利用技術等対策事業」として助成したことがある。それで石狩炭田のおおよその埋蔵量などがわかったのだが、以後は国からの本格的開発への支援はない。

 「CBMは、新エネルギーや再生可能エネルギーには分類されていません。石炭の中の天然ガスですから、どちらかというと『旧エネルギー』という扱いです。ですから、国からの開発助成がつかないんです。石炭・石油火力よりもずっとクリーンなエネルギーなのですが……」

 CBMは、数少ない貴重な国産資源。これからの日本のエネルギー戦略にとっても重要だ。

 「近い将来、資源輸出国が自国での消費に資源を回すため、日本は資源に困るはずだと予測しています。実際、インドネシアは石油の輸出をやめて自国消費用に回すようになりました。いつまで資源を外国に頼っていけるかはわかりません。今のうちに、自前の資源に目を向けようと訴えたい」

 現在、オーストラリアの掘削企業が大賀助教の計画に関心を示しているという。国内企業が二の足を踏んでいるうちに、外国企業に日本のエネルギー事業を奪われてしまうかもしれない!?

 

 

                                     

 

机上の理論では、リサイクルエネルギーのようでいい感じですが、

リスクは、コスト高くない?

まず、試験掘削するのに1億円?

1億円あれば、オオマサガス製造機、100台ぐらい作れちゃうんじゃないの?

破綻した夕張市再生のためにはいいと思いますけどね・・・

 



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