化学品メーカーや産業技術総合研究所が共同出資する研究組織、次世代化学材料評価技術研究組合(CEREBA)は曲げられる有機EL照明の量産技術を世界で初めて開発した。ガラス基板の代わりに透明な樹脂フィルムの上に発光層を形成する。折り曲げられるため様々な形の物に照明を張り付けられる。この技術を生かし、今秋以降、メーカーが日本国内で量産を始める。
厚さが0.125ミリメートル、幅30センチメートルの樹脂「ポリエチレンナフタレート」に3センチメートル角の発光素子を4個1組で塗布し、全長200メートルにわたって連続して生産することに成功した。
CEREBAは2011年設立。三菱化学や住友化学、旭化成、富士フイルム、コニカミノルタなど13社・団体が出資し、有機ELなどの研究をしてきた。薄くて折り曲げられるので家具や自動車、航空機などの内装のデザインを損なわずに張り付けられる。
コニカミノルタは山梨県に建設中の工場で、CEREBAの技術を使った有機EL照明を量産する予定だ。
有機EL照明は電圧をかけると自ら発光する有機物を使った照明。薄くて軽い、発熱が少ないなどの特徴があり、国内外で実用化が始まっている。曲げられるタイプではオランダのフィリップスがガラスにフィルムを張り合わせる方式で開発中で、厚さが0.7ミリメートルの製品を試作した。CEREBAの技術は大幅に薄くでき、様々な用途への応用が期待されている。
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