17:49(ダウ・ジョーンズ)ギリシャの民間部門関与(PSI)は完全に相場に織り込み済みだったため、ユーロの
反応がないのも理解できると、モルガン・スタンレーは言う。
しかし、欧州中央銀行(ECB)が8日に懸念を表明した通り、インフレ上昇リスクに経済成長下振れリスクが重なっていることがユーロの悪材料になると指摘している。
さらに、債務交換後のギリシャの新発債は「大幅に割り引かれた」水準で取引される可能性が高いため、担保に使える余地は限られそうで、そうした点もユーロにマイナスと見られるだろうと示唆している。
これらをすべて勘案すると、ユーロの反発局面を利用してユーロ売り・ドル買いの持ち高を形成したいとのことだ。
ユーロは現在、1.3226ドル近辺で取引されている。
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