ringoのつぶやき

音楽、ガーデニング、株、社会経済政治、etc・・・・日常の色々なことを書きたいと思います。

DJ-スペイン10-12月期の公的債務、90年以降で最悪に

2012年03月17日 07時49分29秒 | ユーロ危機

マドリード(ダウ・ジョーンズ)スペインでは2011年10-12月期、財政赤字が予想を上回ったのに伴い、国内総生
産(GDP)に対する公的債務比率が68.5%に達した。これは少なくとも1990年以降で最悪の水準。スペイン銀行(
中央銀行)の16日の発表で明らかになった。

11年の財政赤字はGDPの8.5%で、10年の9.2%からは縮小したものの、政府目標の6%を大きく上回った。
 
スペイン政府は12年の財政赤字を対GDP比5.3%とすることを目標に掲げているが、マイナス成長、税収低迷を背
景に見通しは厳しく、債務は一段の拡大が見込まれる。政府のGDP成長率見通しはマイナス1.7%。

公的債務は7-9月期、対GDP比66%だった。10年10-12月期は61.2%。1990年に開始した中銀統計によると、これ
までで最悪の水準は67.4%だった。

欧州連合(EU)の統計機関ユーロスタットによると、スペインの債務は欧州基準では依然低水準にとどまり、ユ
ーロ圏加盟国平均(対GDP比87.4%)を下回っている。だが、4年に及ぶ不動産バブルの崩壊で税収が落ち込む一
方、ユーロ圏内でも圧倒的に高い23%以上の失業率で政府支出がかさみ、公的債務は他国をしのぐペースで拡大
している。

ドイツ、フランス、イタリアなどは公的債務の水準がスペインよりはるかに高いものの、財政赤字の規模は小さ
い。

スペインの公的債務は、3年連続で財政収支が黒字となり、経済成長率が3%を上回った後の2007年に記録した対
GDP比36.2%が過去最低。09~10年および11年10-12月期以降の景気後退、さらには失敗に終わった08年の金融危
機後の景気刺激策により、債務の対GDP比率は急拡大した。

医療、教育など重要領域に責任を負う州政府の債務は10-12月期、対GDP比13.1%となり、7-9月期の12.7%を上
回った。一方、市町村など地方自治体の債務は同3.3%で、7-9月期の3.4%をやや下回り、数四半期連続で減少を
示した。
-0-

Copyright (c) 2012 Dow Jones & Co. Inc. All Rights Reserved.



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。