CIMBのエコノミスト、張帆氏は、中国国家統計局が20日発表した2014年10-12月期の国内総生産(GDP)は市場
の予想通りとしたうえで、中国政府は15年の成長率目標を引き下げる公算が大きい、と指摘している。
14年10-12月期のGDPは前年同期比7.3%増、14年通年では7.4%増だった。
張氏によると、中国経済は依然として下押し圧力に直面しており、政府は成長率目標を14年の7.5%から15年
は7.0%に引き下げる可能性が高いという。
同氏はまた、中国共産党の新指導部は実際の経済成長率よりも構造改革の方を重視すると述べている。
さらに、14年通年の成長率についても予想の範囲内だとしたうえ、共産党指導部が目標の7.5%をやや下回っ
ても容認可能としている点に言及した。
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