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原発はネガティブ思考で。

2011-06-14 16:33:23 | げんぱつ
NHKスペシャル
シリーズ 原発危機 第1回 事故はなぜ深刻化したのか
の再放送を見ました。

地震が起きてから数日間の動きが主な内容でした。

個人的感想です(憶測含む)。

原発を管理しているはずの東電や政府は、
緊急時の対応への備えが全く甘かった。

ただそれだけ。

私たちが、地震への備えをやらなくちゃと思いつつ、
どこかで、「大地震なんて起きないだろう」という思いから
なかなか準備しなかったり、それと同じ心理。

「原子力」なのに...?

被害は無差別な「被ばく」なのに。

海江田経産大臣・・・
「緊急事態に対する対応、事故は起きないだろう、
こんなこと(緊急時対応)やっても無駄だろう、
というような意識が若干あったのではないか」

口が裂けても言っちゃいけないセリフのような。

このいろいろ進歩した時代に、
考えられない初歩的トラブルが起こる。
あまりに想定していなかった事態が次々と起こり、
みんなテンパってて、目の前のことで精一杯、
意思疎通をはかる余裕がなかった。

私たちが、どの情報が本当なのかわからず苛立っていたけど、
実は、政府や東電の人間たちも同じだったんだと思う。

本当のことをあえて伏せていたのではなくて、言えなかった。
情報があまりにぐちゃぐちゃで。

仮に本当のことを発表したとして、
記者に何か質問されてもきっと答えられなかったのだ。

政府も東電も「こっちが聞きたい!」と泣き出したかったのでは?

そんな中、真実を把握できない菅総理は、
外部の専門家に意見を聞く場面があったそうです。


* * *


今も、2千人以上の作業員の方々が、復興作業にあたっているとのことです。

さっき、ふくいちライブカメラを見ていたら、
防護服姿の作業員の方が一人、一号機のほうから免震棟のほうへ、
通路を歩いて行かれました。


* * *


東電や政府の、考えの甘さ。

人間の心理です。

もちろん私たちの日常とは、全く次元の違うものを扱っています。
人の命がかかっています。

大きな過ちを犯した。
二度と繰り返してはならない。

でもだからといって、ただ、一方的に彼らを責められるでしょうか。

私たちの中にもそういう心理が隠れていないでしょうか。

車に子どもと乗るとき。
シートベルトやチャイルドシートが今のように義務化される前、
事故を起こす可能性があるとわかっていても、「大丈夫だろう」と
抱いたまま乗ったり、チャイルドシートを使わなかったりした人、

家で子どもがぐっすり眠っていて、
ちょっとそこまでだからと、
子どもを家に置いて買い物に出たことのある人、

少なからずいると思います。(私はどちらも経験あります。)

もし、何かが起きたら?

子どもの命がかかっています。

でもたいていは、何事も起きない。




でもそれは結果論です。

今回のことも結果論です。

繰り返しになりますが、二度と繰り返してはならないです。

自然災害は想定不可能だと私は思います。

被ばくは無差別に起こるのです。

そのためには、原発は止めていくべきだと思います。

未来の人たちのために危険だとわかっているものを、
残しておくわけにはいかない。

(止めても当分のあいだ、危険なものとして存在してしまうけど)

どうしたら限られた電気を分け合えることができるか、
そのために知恵を出し合って考えていきたいです。


* * *


初心者マークの娘が言っていました。
車の運転は・・・(原発こそ、そうありたいです。)

だろう運転×
 →今までの状況
かもしれない運転◎
 →危険すぎて廃炉にするしかない