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彩彩日記 作詞家/シンガーソングライター 大塚利恵のブログ

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木村太陽さんが好き好き大好き。

2007-03-27 23:28:14 | Weblog
金沢の21世紀美術館で一目惚れして以来、すっかり虜です。
カレーで顔を洗ったり、トマト缶を洗濯機に投入したり、魚をしっぽから飲み込んで魚の顔だけを口から出し、そいつに煙草を吸わせたり歯を磨かせたり、というようなことを、真面目にやるアーティストさんです。
作品にタイトルを付けるセンスが、また素敵☆ サッカーボールでできたかわいい赤ちゃんが何人かハイハイしている作品→「はたらけはたらけ」 時計がたくさんくっついて連なっていて、隣の時計の針とぶつかって先に進めない→「トイレはどこですか?」 洗濯カゴの洋服の中をのぞき込むと、先ほど書いたトマト缶入り洗濯機や魚の映像などが観られる→「ティピカル・ジャパニーズ・イングリッシュ」etc…

今六本木ヒルズの森美術館で開催中の「笑い展」に木村さんが出展されているということで、行って来ました!ひゃっほう!
首がキャップになってとれているかわいい動物のぬいぐるみや、壁に向かってしゃがみこんで駅名をブツブツ言っているリアルな人形、上半身が城になっている女子高生(X脚)…
それから、壁にペンで直接細々と書かれたイラストと文章があまりにおもしろくて、長時間見入ってしまいました。木村さんが見たおかしな夢のことや空想したことなどが書かれてるのですが、例えば、デパ地下の食品売場へ木村さんの友達の魚くんやらイカくんやらがニコニコとエスカレーターを降りていく。みんな行ってしまうと、誘導していたおばさんが「みんな二度と戻ってこないのよ」って言う。とか…。

金沢では長蛇の列で見るのを諦めた「ティピカル・ジャパニーズ・イングリッシュ」は、なぜか六本木ではみんな怖がって近づかず(?)、待ち時間ナシで見られました!大喜びで座り込んで洗濯カゴの中に頭を突っ込み、数十分間映像に見入っているわたしを、たまに小さな子供たちが不思議そうに見つめていました…。遠巻きに見てる大人たちより、頭を突っ込んで作品の一部と化しているわたしの方が正しいはず。わたしを見習いなさい、と言ってやりたかった(笑)。

ところで木村太陽さんにはお兄さまがいて、お名前が木村太郎さんというらしい!す、すごい。そういえば後を歩いていたおばさん達が、木村さんの作品の前で「あら、木村太郎さんだってよ。」って言ってたなぁ。あのぅ、よく名前見ようよ!って…、言えなかったけど(笑)。
木村さんにファンレター出したいなあ。どこに出せばいいんだろう?(ただのミーハーです)

そういえば、「笑い展」に行って‘フルクサス’という言葉を覚えました。1960年代を代表する前衛芸術運動のひとつ。オノ・ヨーコさんもメンバーに入ってました。芸術と日常の壁をなくす、という考え方みたい。ん~、おもしろい。なんか、くすぐられるわ。5月まで開催されてるそうなので、もう一度ゆっくり観に行こうと思っています。
すっかり芸術の春だなぁ。


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